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個人戦で成長を見せた旭、しかし二ツ坂は団体戦でまさかの大誤算が…『あさひなぐ』15巻【ネタバレ注意】

~前巻までのあらすじ~

二ツ坂高校1年の東島旭は中学まで美術部だったものの、「薙刀は高校部活界のアメリカンドリーム」という謳い文句に感激し、薙刀部に入部した。

インターハイ予選ではダークホースである國陵に敗れてしまい、3年生が引退してエースの宮路真春、部長の野上えり、2年の大倉文乃、1年で剣道経験者の八十村将子、初心者だが長身の紺野さくらと共に新たな体制でスタートを切る。

本格的な薙刀の練習が始まり、二ツ坂が薙刀教士・寿慶やその紹介で来た元インカレ優勝者の福留やす子を指導者に迎え、厳しい稽古を乗り越えていく旭たち。

他方、國陵は部内の空中分解の危機を乗り越えながらプレースタイルもガラっと変えた部長の寒河江、熊本からきた孤高のエース寧々、薙刀経験者の的林を主軸に選抜大会の団体戦全国3位を果たし、その他にも巨体の1年生薬師丸擁する聖泉や、個人戦最強の戸井田奈歩率いる絶対王者の熊本東、そしてその熊本東から団体戦で金星を挙げた出雲英豊など、ライバルが続々と登場。

そして旭たちは2年になり、藤ヶ丘高校の監督の娘でサラブレッドの愛知、ボーイッシュで勢いのある等々力、虚弱で存在感のない座敷わらしのような大工原の3人が新たに入部。

関東大会の予選大会が始まり旭たち2年生にとってはこれからの主力として結果も求められることとなるが、個人戦では2回戦で旭と八十村がぶつかることに。

試合は判定の末に旭が勝ったものの、旭と八十村の胸中は複雑なものとなった。

仲間とも戦い勝つにつれて孤独になる個人戦を好きになれずにいた旭だが、戦っている間に吹っ切れ、いつしか相手に勝ちたいと戦いに夢中になっていく。

個人戦で勝ち上がっていく旭は、いよいよ寧々と対決することになるのであった。

 

15巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

個人戦のベスト8が出揃う

個人戦では聖泉の薬師丸が藤ヶ丘のルーキーで愛知とも幼なじみの新田桂香に敗れる。

出場が叶わなかった愛知は観戦しながからも自分が出ていればと不満タラタラの様子。

ベスト8が出揃い、真春、寧々、旭、新田、寒河江らが名を連ねた。

旭は寧々と激突、ようやくの直接対決に気合が入るのであった。

旭が寧々に真っ向から立ち向かう

ずっとこの一人きりの世界で戦い続けてきた寧々の打ち込みは速く重いもので、対峙しているだけでプレッシャーに襲われる。

全身全霊で相手を打ち負かしに来る寧々の気迫を前に旭は粘りを見せるが、試合時間が残り2分を切ったところで一本を奪われてしまった。

ところがこのとき旭に浮かんだのは萎縮ではなく、もっと長く寧々と戦いたいという気持ち。

他方、寧々は自分の弱い心を守るために誰にも頼らず一人の力で強くなることを胸に誓い、自分の強さを証明するために二本目を取りに来る。

楽しみながら立ち向かってくる旭と、その旭をなかなか倒せず焦りが生まれる寧々。

寧々は思わず高校の大会では反則である突きを旭に食らわせてしまい、調子を崩していく。

そのまま寧々は力みから攻めあぐね、終了間際に旭が逆襲に出た。

寧々の薙刀が折れ、旭の面打ちが寧々へ。

しかし寸でのところで試合終了の笛が鳴り、旭の一本は無効。

辛勝した寧々は呆然とし、見かねた的林が寧々に手を差し伸べる。

一方の旭は悔し涙をこらえ、順位決定戦へと切り替えるのであった。

真春が決勝進出、旭は6位以上が確定

準決勝では真春と寒河江が対戦。

本来は真春が何枚も上手だが、寒河江はなりふり構わずいやらしい戦い方をする。

それでも真春が寒河江を下し、決勝では真春と寧々の激突となった。

4人による順位決定戦では勢いに乗る旭が格上相手に互角の戦いを見せる。

相手のスネ打ちが足の指に当たっても痛みに気付かないほど集中し、延長の末に旭が判定勝ち。

これで旭は6位以上が確定し、本戦への切符を勝ち取ったのだった。

旭は足のケガで残りの試合を棄権

試合後にようやく足の指の爪が剥がれて血が出ていることに気付く旭。

まだ興奮から痛みを感じず5位決定戦への出場を志願するも、やす子は旭を棄権させ、団体戦にも出さないことを決める。

自分はまだ戦えたと憤る旭だが、頭を冷やして自分の大会が終わったことを受け入れると激痛に襲われるのだった。

個人戦は真春が寧々を下して優勝

個人戦の決勝、真春と寧々の戦い。

試合は寧々が仕掛けて真春が冷静にいなしながらペースを握らせない展開となる。

そしてチャンスを逃さなかった真春が鮮やかに寧々からスネ一本を奪う。

観戦していた旭の目には、憧れの真春の姿に感動し涙が。

そのまま真春が逃げ切り、個人戦優勝を果たしたのであった。

団体の藤ヶ丘戦でまさかの誤算

残すは団体戦、二ツ坂は愛知の母が監督を務める藤ヶ丘と対戦するが、やす子は旭の代わりに紺野をメンバーに選び、ここでも愛知は不満を募らせていく。

先鋒の紺野と次鋒の大倉が共に引き分け、中堅の真春が危なげなく二本勝ち。

いい流れで副将の八十村につなげるが、ここが誤算だった。

幸先よく八十村が一本を奪うも、旭に負けたくないという気持ちだけがはやり、心ここにあらず。

その隙を突かれて一本を奪い返されると、激しい動揺から本来の動きからかけ離れていき、二本目も奪われてまさかの敗戦。

そして一勝一敗で迎えた大将戦、野上は相手のエース新田と対戦する。

まだ本数でリードしているため引き分け以上なら二ツ坂が勝つ状況だが、「守りきればいい」という考える野上の悪癖が出てしまう。

防戦一方となり、立て直すこともできずに一本を奪われそのまま敗戦。

団体戦の本線出場枠2枠に入れず、二ツ坂は団体での切符を逃してしまったのだった。

不満を爆発させた愛知が部内戦を要求

勝てたはずの試合を落とし、気落ちする面々。

勝ちきれなかった紺野と大倉、目の前の相手に集中せず負けた八十村、消極的でまるでいいところのなかった野上と反省点が山積するなか、ずっと観戦を強いられていた愛知の不満が爆発する。

自分より実力のない人が試合に出て、なぜ自分がベンチなのか。正当な評価をしてもらえないならこんな部にいる意味はない―。

自分の実力に自信を持つ愛知は、今度のインハイ予選の団体メンバーの座をかけて全員による部内戦を要求するのであった。

【15巻のまとめ】

個人戦では旭が躍動、惜しくも寧々には敗れたものの6位に入って本戦の切符を勝ち取り、また真春も決勝で寧々を破って優勝を果たした。

しかし怪我で旭が欠場した団体戦では誤算が。

旭への対抗心のあまり目の前の相手に集中していなかった八十村、守り切ることしか頭になく防戦一方で敗戦を喫した野上が足を引っ張って藤ヶ丘に敗れ、二ツ坂は団体での本戦出場を逃してしまう。

この結果にずっとベンチを温めて愛知の不満が爆発、今度のインハイ予選の団体メンバーの座をかけて全員による部内戦を要求するのであった。

次巻へ続きます。

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