修学旅行だと思って連れてかれたどこかの島。そこで宣告されたのは殺し合いが始まることだった。28日後に来る迎えの舟に乗れるのは5人だけらしい・・・・。突然の出来事にうろたえる優柔不断で弱気な西部(にしべ)君。果たして彼は生き残ることができるのか。かわいくてみえてくらっちゃう、ねずみデスゲーム開幕。
(U-NEXT作品紹介より引用)
この作品は、日常から突如として非日常へと放り込まれる学生たちの姿を描いた、衝撃的なデスゲーム漫画です。
最初のページからラストまで目が離せない、スリリングな展開が続きます。
仲間が突然牙をむくデスゲーム
主人公・西部マサルは修学旅行の船に乗り込みます。
しかし、気がつけば見知らぬ孤島に連れてこられていました。
状況を把握できないまま集められた生徒たちに、担任の先生が告げた言葉は「殺し合いをしてもらいます」という衝撃的なものでした。
逃げ場のないデスゲームが静かに幕を開け、読者の心臓も思わずドクンと跳ね上がります。
日常の延長線上にあった修学旅行が、一瞬にして命がけのサバイバルへと変貌するこの導入は、本作最大の見どころのひとつです。
裏切りはすぐ傍に
生徒たちは首輪を装着させられ、食料・水・携帯電話だけを渡されます。
「1時間後に試験が始まる」「武器は島のどこかにある」とだけ告げて、先生は船で立ち去ってしまいます。
説明もなく、ルールもわからないまま始まるこのゲームの理不尽さが、緊張感を高めます。
島を探索するマサルは、ある小屋で銃とヘルメットを発見します。
そこへ現れたのが、リボンちゃんという女生徒でした。
彼女は無邪気な笑顔でマサルに近づき、甘い言葉で銃を手に入れようとします。
マサルが要望に応じた直後、リボンちゃんは突然その銃をマサルに向けて引き金を引きました。
銃弾は発射されませんでしたが、それはただの偶然に過ぎませんでした。
一部始終を目撃していたホクロちゃんが、安全装置がかかっていたために命拾いしたという事実をマサルに伝えます。
信頼できそうに見える相手でさえ、命を狙ってくるかもしれない——この場面で、デスゲームの本質的な恐ろしさが浮き彫りになります。
帰還できるのは5人まで
その後、生徒たちの携帯電話に追加ルールが届きます。
「28日後に迎えの船が来るが、乗船できるのは5人まで」という過酷な条件でした。
多人数が生き延びることを前提とした協力は、最終的には裏切りを生む構造になっているのです。
ホクロちゃんはマサルをリーダーに据え、全員で生き残る方法を模索しようと提案します。
しかし、2人が他の仲間を探しに向かうと、そこにはすでに悲惨な結末が待っていました。
狂気のリボンちゃん
ここで物語は少し時間を遡り、リボンちゃんの行動を描きます。
彼女は無邪気な笑顔で他の生徒に近づき、警戒心を解かせてから凶行に及んでいたのです。
その姿は、外見の無邪気さとは真逆の、純粋な狂気そのものでした。
その後、マサルとホクロちゃんが倒れた仲間たちを発見した直後、銃撃が迫ってきます。
2人は近くの建物へ逃げ込みますが、リボンちゃんは助けを求めるふりをしながら接近してきます。
ホクロちゃんの鋭い観察眼がリボンちゃんの武装を見抜き、その場は緊張の膠着状態に陥ります。
マサルがリボンちゃんに問い詰めると、彼女は衝撃的な過去を打ち明けます。
幼少期から親の愛情を知らず、学校でもいじめを受け続けた彼女は、誰かと「仲間」だと感じたことが一度もなかったのです。
孤独の中で強がり続けた末に、人を傷つけることへの抵抗感を失ってしまった——そんな彼女の背景が明かされることで、単なる「悪役」としてではなく、ひとりの哀しい人間として描かれています。
「日常には戻りたくない」という言葉を残してリボンちゃんが倒れる場面は、読者の心に重く残ります。
彼女が最期まで何かを求め続けていたことが伝わり、胸が締め付けられる思いがします。
新しい仲間
翌朝、放送で3人の死亡が告知されます。
さらに「禁止区域に侵入した場合、首輪が爆発する」「3日おきに翌日の禁止区域が事前告知される」という新たなルールも追加されます。
島のルールは次々と変化し、生き残るための計算を常に更新しなければならない緊張感が続きます。
マサルとホクロちゃんは他の仲間を探して島を巡り、個性豊かなキャラクターたちと出会っていきます。
武器を扱うことに躊躇のないハグキ君とピアス君、落ち着いた雰囲気のブルー君、そして献身的な性格のトロ子ちゃんです。
それぞれが異なる価値観を持つキャラクターたちが集まることで、サバイバルへの向き合い方の違いが物語に深みを与えています。
ホクロちゃんの冷静な判断力とマサルの人間的な温かさが組み合わさることで、グループはひとつの方針のもとで団結していきます。
犠牲者が増える島
しかし、誰も傷つけずに生き延びるという希望は、すぐに打ち砕かれます。
「正午までに誰かが死ななければ、全員の首輪が爆発する」という残酷なルールが告げられるのです。
誰が犠牲になるかという議論がグループを分断し、それぞれの本音や価値観が剥き出しになります。
この場面は、デスゲーム漫画の核心部分といえる「究極の選択」を鮮明に描いています。
仲間を守るために自ら犠牲になろうとするトロ子ちゃんの姿は、読者の涙を誘います。
そしてグループが分裂し、緊迫した戦闘へと突入していく展開は、1巻のクライマックスとして強烈な印象を残します。
【1巻のまとめ】
『ねずみロワイアル』1巻は、キャラクターの心理描写とサバイバルのスリルが高いレベルで融合した作品です。
単純な「誰が生き残るか」という物語にとどまらず、各キャラクターが持つ背景や人間関係の複雑さが丁寧に描かれています。

次巻以降の展開も非常に気になる、続きが読みたくなる作品に仕上がっています。
次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら
\全巻まとめ買いするならこちら!紙も電子も合計20万作品以上!/




