栃木に転校し心機一転、新たな学園生活を送ろうとする佐藤 十兵衛だが、東京から追ってきた不良やヤクザたちに絡まれてしまい、難なく撃退するも転校初日にしてその実力が露になってしまう。
そして十兵衛は巧みな話術でフルコンタクト空手「進藤塾」で関東大会3位の猛者・高野照久に接近して煽り、全力で戦うように仕向ける。
対する高野は十兵衛に触発され、空手の道を離れて本物の強さを追求するため師匠の青木に挑み、師匠を破って弾みをつけた。
そして夜の体育館で決闘することとなった十兵衛と高野。
リーチの差で劣勢に回った十兵衛だが、古武術の師匠からの「相手の技をパクれ」という教えに従い、高野の技を返して勝利を収めた。
自分の目標でもあった高野を超えて涙を流す十兵衛、そして高野も十兵衛との決闘を経てより強くなるために総合格闘家としての道を歩みだすことを決意するのだった。
5巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
目次
”喧嘩師”工藤vs進藤塾出身の橋口
ヤクザの用心棒・工藤 優作が競売物件からの強制立ち退きの為に進藤塾から分派した道場に乗り込み、居座っていた空手家・橋口 信たちとの戦いになる。
工藤は人間離れした握力とタフネスを武器に空手家たちの骨を握って折り、次々と倒していく。
橋口はつま先に鉄板が入った安全靴でハイキックをお見舞いするが、それでも用心棒はノックアウトできなかった。
橋口も逆に腕を握りつぶされ、完全に敗北するのであった。
(ギャグ回)十兵衛vs島田+祖父、”陰獣”を押し付け合う戦い
前回の続き、「陰獣」多江山を押し付け合う十兵衛と島田。
何とかして島田に自分の悪行を自白させたい十兵衛は学校で追い詰めるのは不可能と判断し、島田の家である道場に道場破りを仕掛ける。
島田は道場の主である祖父と共に十兵衛を撃退しようとするが、同じく女好きの祖父ともども十兵衛に成敗されてしまうのだった。
(ギャグ回)ヤクザに捕らわれたビクトリアを救出
ヤクザに「お前の女を拉致した」と脅され、「いつのまに自分に彼女ができたのか」と妄想を爆発させながら事務所に連れられて行った十兵衛。
そこに囚われていたのがブサイクのビクトリアだと知り落胆するが、ヤクザに囲まれても一向にビビる様子はない。
逆に軟禁された状況を利用してヤクザの組長らをボコボコにし、警察を呼んで見事に切り抜けるのだった。
(ギャグ回)女子校生の扱いで島田に敗れた十兵衛
十兵衛に成敗されたことで多江山に真実を告白せざるを得なくなった島田。
そして屋上で多くの女学生たちが見守るなか、島田の口から多江山に「お腹にいる赤ちゃんの父親は十兵衛ではなく自分」という真実を語らせようとする。
ところが島田は十兵衛に脅されて渋々言わされているように演じ、抵抗を見せる。
互いに言葉巧みに多江山を押し付け合う2人だが、女子高生たちの扱いに長けていた島田が一枚上手。
ギャラリーの女子高生たちに見守られながら、十兵衛は多江山との婚約を祝福されるハメになってしまうのだった。
【5巻のまとめ】
後に十兵衛のライバルとなる”喧嘩師”工藤が圧倒的なパワーとタフネスを引っ提げて登場。
ヤクザからの債権回収を代行するため、進藤塾出身の橋口らを圧倒した。
次巻へ続きます。
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