“東京”には、或るひとつの「絶望」が潜む…。群衆に紛れ、人間を狩り、その死肉を喰す怪人、人はそれを「喰種(グール)」と呼ぶ。青年が怪人に邂逅したとき、数奇な運命が廻り始める──!
(U-NEXT作品紹介より引用)
さっそく、1巻のあらすじを振り返ってみましょう。
喰種との遭遇
「あんていく」という喫茶店に通う平凡な大学生の金木 研(カネキ)は、ヒトを食う怪物「喰種」について親友の永近 英良(ヒデ)と話していた。
喰種はヒトに紛れているというが、2人とも遭遇したことはない。
ヒデが店員の女の子「トーカ」にちょっかいを出していると、カネキが喫茶店に通うことにしたきっかけである「リゼ」が現れる。
カネキは、美人で本の趣味が合いそうなリゼに片思いしていた。
ひょんなことから会話のきっかけを得たカネキは、リゼとデートをすることになった。
デートを楽しんだカネキは喰種を怖がるリゼを送っていたが、すべては彼女の計画だった。
リゼは喰種であり、人通りの少ない場所に来るとカネキの肩口に食らいついた。
必死に逃げるカネキを追いつめたリゼ。
だが突如として落ちてきた鉄骨によって重傷を負い、カネキと共に救急搬送されるのだった。
ヒトから喰種へ
カネキの緊急手術を担当した医師・嘉納は独断でリゼの臓器を移植してカネキの命を繋ぎとめるが、回復したカネキに異変が起きる。
今まで食べていたものが吐き出すほど不味く感じるようになった。
戸惑うカネキは路地裏で中年の男に言い寄られているトーカを見つけるが、その体に食欲を覚えてしまう。
しかしトーカも喰種であり、カネキの目の前で男を殺したうえに「分けてあげようか」と男の腕を差し出してきた。
怯えて逃げ出したカネキだったが、心とは裏腹に口からは大量の涎が。
ヒトが食糧にしか見えず、自分が喰種になったことに絶望したカネキは、喰種の臓器さえなくなればヒトに戻れるのではないかと考え、自分の腹に包丁を突き立てる。
しかし喰種の身体は人間より遥かに強靭であり、包丁が曲がるだけで大きな傷を負うこともなかった。
飢えに苦しむカネキはついに「あんていく」を訪れ、トーカに縋る。
トーカはカネキを切り捨てようとしたが店長がそれを止め、カネキに「肉」を分けてくれた。
ニシキ
カネキはどうしても貰った「肉」を食べることができないが、これまで食べていたものはすべてひどく不味く、とても食べられたものではない。
飢えをしのごうと家中の調味料を口に入れてみると、コーヒーだけは口にできた。
大量のインスタントコーヒーを買った帰り、喰種の縄張り争いに巻き込まれたカネキはトーカに助けられる。
貰った「肉」を食べず喰種を否定するカネキに肉を無理矢理食べさせたトーカは「喰種でも人間でもないやつに居場所はない」と吐き捨てて去っていった。
翌日、大学でヒデの用事に付き合っていたカネキは、昨日縄張り争いをしていた喰種の「ニシキ」に遭遇する。
ニシキは学生として完璧にヒトに溶け込んでいた。
ニシキは2人を袋小路に誘いこむとヒデを蹴り飛ばして失神させ、カネキに襲いかかる。
戦い方を知らないカネキが必死に立ち向かっても力の差は歴然だった。
追いつめられたカネキはヒデを守るため、喰種の能力「赫子」を覚醒させニシキに重傷を負わせ、撃退する。
しかし飢えとダメージによって理性を失いかけているカネキには、親友でさえ御馳走に見えてしまう。
そこへ一部始終を見ていたトーカが駆けつけ、2人を救い出した。
2つの世界に居場所をもてる存在
「あんていく」で目を覚ましたカネキは「ヒトでも喰種でもない自分には居場所がない」と涙する。
しかし「どちらでもあるから2つの世界に居場所をもてる唯一の存在」という店長の言葉に心を動かされ、喰種の世界や生き方を学ぶため「あんていく」に身を寄せることにした。
【1巻のまとめ】
ヒトのなかにはその正体を隠しながらヒトを狩り、その死肉を食べる喰種が潜んでいる。
平凡な大学生カネキはリゼという喰種の臓器を移植されてしまい、ヒトから喰種になってしまった。
ヒトと喰種の違いに苦しむカネキだが、街の喰種たちが運営する喫茶店「あんていく」の助けを借りながら喰種の世界を学び始める。
次巻へ続きます。
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