後輩の高橋に騙されて裏社会を知り、浅村と出会った野々宮。
野々宮は未成年の援デリ少女、結衣と惹かれあい同棲を開始して人生が活気づいていく。
しかし高橋は援デリでの火遊びがたたり、結衣やヤクザにハメられて罰金を背負ってしまう。
高橋は金を用意する方法を考えながら、怒りの矛先を自分をハメた結衣に向けるのだった。
2巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
目次
高橋に引っかかる陽子
経理課の山崎陽子は、38歳で独身のパッとしない女。
しかし高橋にコーヒーをこぼしてしまったお詫びとして高橋に飲みに誘われ、チャラチャラした若者に会社内での立ち振る舞いなどを叩き込むつもりで乗ったもののいつの間にか普通に楽しんでいた。
もともと遊び感覚の高橋はそこに漬け込んでいき、山崎はペースを握られながら一人の女としてデートにも応じてしまう。
〈高橋に遊ばれる山崎 [東京闇虫2 2巻](c)白泉社/本田優貴〉
リーダー結衣に課される無茶な要求
援デリのリーダーとなった結衣は少女たちをうまくまとめ上げていたが、次第に胴元である村田から「急に仕事が入った」など、無茶な要求が増えていく。
もともと援デリは客の素性も知らない危険な仕事。
少女たちのためを思ってできるなら断りたい結衣だったが、「稼ぐなら今のウチだろ?」という村田の言葉に反論できず、お腹の赤ちゃんのためにも断ることができない。
〈結衣への無茶振りが始まる [東京闇虫2 2巻](c)白泉社/本田優貴〉
しかし村田の要求は徐々にエスカレートしていく。
「3Pでアポ取ったからよ。明日頼むわ。」
急であり、さらに3Pとなると女の子にも抵抗が大きい。
しかし結衣は村田の指示を断れず、引き受けてくれる女の子も当然いない。
頭を抱える結衣だったが、見かねた親友の亜海が手を挙げてくれた。
結果、結衣は自分の身体を張り、亜海と一緒に3Pに応じるのだった。
高橋の現金窃盗計画
その頃、村田に弱みを握られ、金が必要な高橋は、どうにかして山崎を利用して金を取れないか考えていた。
山崎から直接は無理でも、山崎が管理している経理部の金なら。
〈経理部の金に目を付ける高橋 [東京闇虫2 2巻](c)白泉社/本田優貴〉
山崎を酔わせて押し倒し、人がいるときは金庫のカギは空いていることを聞き出す。
あとはどうやって人のいないスキを作るか。
追い詰められる結衣
3Pを終えて一難去ったかと思いきや、村田の結衣に対する要求はまだ続く。
今度は翌日にハメ撮りのアポが入ったのである。
さすがに拒否する結衣だったが、「断るなら損害金300万を支払え」とふっかける村田。
〈今度はハメ撮りの無茶振り [東京闇虫2 2巻](c)白泉社/本田優貴〉
結衣の貯金は300万とちょっと。
払えるには払えるが、これまで赤ちゃんのために努力して貯めた金が一気にパーになる。
追い詰められて泣き崩れる結衣。
野々宮はそんな結衣を心配し、「マジで困ったときは何でも言ってくれよな」と慰める。
〈結衣を心配する野々宮 [東京闇虫2 2巻](c)白泉社/本田優貴〉
野々宮の言葉は暖かかったが、300万円を借りたいとは言えない。
結衣は結局ハメ撮り客に応じる女の子を募るが、女の子たちの信頼を失っていく。
さすがの亜海も応じず、結衣が自分で行くしかない…、そう決心したとき、結衣の携帯が鳴った。
同じグループの優花からだった。
入れ込んでいたホストと喧嘩でもしたのか、優花は自殺を仄めかしている。
ハメ撮り客の仕事もあるが、優花の命もかかっている。
焦る結衣は優花の説得に向かうため、亜海に土下座してハメ撮り客の相手を頼み込んだ。
〈亜海に土下座して頼み込む結衣 [東京闇虫2 2巻](c)白泉社/本田優貴〉
嫌々ながらも亜海は応じてくれた。
土砂降りの中、急いで優花のもとに向かう結衣。
ハメ撮り客のもとに向かう亜海。
しかし入った部屋には様々な道具が用意され、男も自分の世界に入り込んでいて話が通じそうにない。
〈逃げ出そうとする亜海 [東京闇虫2 2巻](c)白泉社/本田優貴〉
身の危険を感じた亜海はトイレの中からメールを送信。
そして客に断りを入れてそのまま帰ろうとするが、男に殴られて気絶してしまう。
他に助けが来ない状況で、亜海の地獄が始まった。
結衣の親友である亜海が重傷に
優花を見つけた結衣。
しかし優花は入れ込んでいたホストの心優(みゆう)と仲直りし、ケロっとしていた。
ずぶ濡れになりながら必死で探したのに肩透かしをくらった結衣。
最悪の事態を回避できただけでも安心だったが、亜海からの助けを求めるメールがあり、そこから連絡が取れない。
結衣は慌てて村田に連絡を入れるが、村田はまともに取り合ってくれない。
仕方なく野々宮とともに客のいる部屋に急行する結衣。
しかし部屋に踏み入ると、そこら中に血痕があり、血まみれの亜海が倒れていた。
〈そこら中に血痕が [東京闇虫2 2巻](c)白泉社/本田優貴〉
高橋の計画実行
翌日。
野々宮は亜海の事件もあり休暇を取っていたが、高橋はついに金を盗む計画を実行に移す。
職場に山崎1人しかいない状況で山崎を「大事な話がある」と言って呼び出し、その隙に協力者の男がまんまと金を盗み出した。
〈金庫を盗み出した高橋と協力者 [東京闇虫2 2巻](c)白泉社/本田優貴〉
結衣と野々宮の決心
亜海は一命をとりとめていたが、絶対安静の重傷を負っていた。
サイコ客を押し付けてしまったことで自責の念にかられる結衣は、押し潰されそうになり野々宮に胸中を打ち明ける。
「何でも言ってくれ」と言った野々宮だったが、言葉は出なかった。
結衣は仕事を辞める決心をし、村田に伝える。
〈村田が損害金の回収にやってくる [東京闇虫2 2巻](c)白泉社/本田優貴〉
損害金300万を払い、お腹の子も堕胎する。
結衣の決心を聞き、動揺する野々宮。そこに村田が金を回収しにやってきた。
結衣が連れていかれそうになったとき、野々宮は衝動的に村田に殴りかかっていた。
村田には敵わない野々宮だったが、それでも「お前らに結衣の夢を潰されてたまるかっ!!」と食い下がる。
〈結衣をかばう野々宮 [東京闇虫2 2巻](c)白泉社/本田優貴〉
結果として村田は引き下がり、その夜には野々宮と結衣は結ばれたが、これを機に目をつけられ嫌がらせを受けることとなる。
現金窃盗の容疑者に
高橋が金を盗んだ翌日。金が盗まれたことが発覚し、社内は騒然としていた。
どう考えても社内の人間の犯行。
疑惑の矛先は高橋と、当日に休暇を取っていた野々宮に向くのだった。
【2巻のまとめ】
村田への罰金を払うべく、高橋は会社の経理部の山崎陽子をたぶらかして会社の金を盗み出した。
一方、結衣と幸せな生活をスタートした野々宮だったが、援デリグループのリーダーである結衣へ無茶な要求が入り、ついに親友の亜海がサイコ客によって重傷を負ってしまう。
足を洗うには300万を村田へ払わなければならず、赤ちゃんも諦めるしかない。
そんな結衣を守る決心を固めた野々宮だったが、会社からの現金窃盗の容疑者として疑われてしまうのだった。
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