薄幸サラリーマン更科二郎が、ひょんなことからロードレースの特訓をすることになりました。
「更科の妻が失踪している」という深い闇が明かされた一方で、綿谷先生も含めサポートを得ていく更科。
部下の小菅も娘のふくのも手がかかる存在ですが、自転車に乗っているときだけは何もかも忘れられます。
晶との最終試練も突破し、ついに乗鞍岳ヒルクライムがスタート。
ペースを守れず体力を消耗してしまった更科の前に小菅が救世主として現れ、更科の順位を引き上げます。
残りは1km。勝負は更科・桜島・小菅・林によるゴール前のスプリント勝負になりそうです。
6巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
4人のデッドヒート
ゴールまで残り1km。体力を振り絞る更科はさらにスパートをかけ、小菅がその後ろにピッタリとつきます。
更科が小菅のアシストだと勘違いした桜島。小菅とのタイマンに泥を塗られたと感じ、ヤケを起こしてアタックをしかけていきます。
林も加わり、デッドヒートに。
ふくのから更科に再度激励が入り、更科は残り400mにしてトップにたちます。
乗鞍岳ヒルクライム、決着
そしてゴール前のスプリント勝負にさしかかろうとしたとき。
更科の体力が尽き、ハンガーノック(極度のエネルギー枯渇状態)を起こして止まってしまいました。
〈ハンガーノックで力尽きる更科 [かもめ☆チャンス6巻](c)小学館/玉井雪雄〉
残りの3人はそのままゴール。
1位小菅、2位桜島、3位林という順位です。
更科はまともに動けない状態ながらも、ゆっくりとゴールを目指します。
後続集団に抜かれながらも、観衆の声援を受け、更科もゴール。
更科の記録は46位でしたが、見事に半田との約束でもあった目標タイムをクリアしました。
次なる依頼
半田との約束が無事果たされ、通常の日々に戻った更科。
ロードバイクはもともとの持ち主である半田に返してしまいましたが、あのときの高揚感を忘れることができません。
そんなある日、更科は箕輪とともに半田に呼び出され、とある依頼を受けます。
半田「息子を助け出して欲しい!」
聞けば、半田の息子である半田勇二郎が、親への犯行からロードバイクではなくピストに転向してしまったとのこと。
半田は「勇二郎のピストに賭ける想いを否定し、ロードバイクに再転向させてほしい」と依頼してきました。
成功の報酬はロードバイク1台です。
ピスト乗りの勇二郎と勝負
勇二郎はピスト乗りとしての腕前は相当のものでしたが、気性が荒く、街でも問題を多く起こしていました。
〈半田勇吉の息子、勇二郎 [かもめ☆チャンス6巻](c)小学館/玉井雪雄〉
更科は早速勇二郎に接触し、勝負することとなります。
勝負は「アーレーキャット」式レース。
いくつかのチェックポイントを順不同で全部回り、先にゴールに帰ってきた方の勝ちです。
不慣れな更科へのハンデとして、勇二郎は5か所、更科は4か所のチェックポイントを回ることとなります。
そして勝負スタート。
〈更科vs勇二郎 レーススタート [かもめ☆チャンス6巻](c)小学館/玉井雪雄〉
しかし、ロードバイクとは全く違うピストをまともに走らせることもできず、更科は惨敗。
再挑戦に向け、更科は晶に教わりながらピストの乗り方から特訓を始めるのでした。
【6巻のまとめ】
乗鞍岳ヒルクライムは小菅の優勝。更科はゴール手前で体力が尽きて大幅に遅れを取りますが、無事に目標タイムをクリア。
そしてもとの生活に戻るかと思いきや、更科のもとに半田から次の依頼がきます。
それはピスト乗りの息子勇二郎と対決し、勝つこと。
早速勝負をもちかける更科ですが、ロードバイクと勝手が全く違うピストに悪戦苦闘。
今度はピストの乗り方を特訓し始めるのでした。
次巻へ続きます。
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