S級に昇格してから壁にぶち当たり、思うように成績が伸びない麟太郎。
たまたま観戦に来ていた鍼・灸・指圧の国家資格を持つコンディショニングトレーナー・伊藤一路と出会い、フォーム改善のアドバイスを受けてから浮上のきっかけを掴む。
同期のライバルたちが集うルーキーチャンピオンレースに向け、心強いコーチを味方につけた。
ルーキーチャンピオンレースに同期のライバルたちがそろい踏み。
秋谷に師事して秘策を伝授されたママが伏兵となるなか、レースでは麟太郎がイワと組んで先行逃げを仕掛ける。
その成長した走りとスピードで和尚をも上回る麟太郎、しかしまだすぐ後ろにはイワ、そして大本命のシーサーも控えているのであった。
3巻のあらすじを振り返ってみましょう。
伏兵がレースを制す
和尚との激しい先頭争いを制した麟太郎だが、まだ後ろには足を貯めていたシーサーがいる。
そして和尚の失速と同時に仕掛けるシーサーに対し、イワが鋭い牽制をお見舞いするが、それでもシーサーは止まらない。
「Odds VS!」3巻©双葉社/石渡治
猛加速して麟太郎に挑むシーサー、その間隙を付いてママもシーサーの後ろにスイッチする。
最終4コーナーにさしかかり、あとは最後の直線だけという状況で、最も足を消費していないママが秋谷の作戦通りに刺客となった。
勝負は麟太郎、シーサー、ママの大接戦へ。
だがゴール直前、シーサーのタイヤが不運にもパンクして失速し、まさかの5位に沈んだ。
「Odds VS!」3巻©双葉社/石渡治
麟太郎とママは全てを出し尽くした末、写真判定でママに軍配が上がった。
2位は麟太郎、3位はイワ、バリコは6位、和尚は最下位となり、それぞれリベンジを誓う。
ゴール後、全身が言うことを聞かずに倒れこむ麟太郎。
フォームを改造し理想的な走り方を身に付けつつあるが、それらを支える筋肉が足りていなかったのである。
裏を返せば、それらの筋肉をフルに動かせる力を付けられれば、トップの舞台でも戦えるということ。
「Odds VS!」3巻©双葉社/石渡治
一路も麟太郎に回復のマッサージを施しつつ、2年がかりで麟太郎を最終形に進化させることを宣言するのだった。
一路の本格始動が始まる
ママやイワを指導した秋谷のもとにはバリコをはじめ、臨時で指導を求めるライバルたちが続出。
一方、チーム小太郎NEOとして寒川とゴンゾも麟太郎と同様に一路の教えを乞うこととなる。
「Odds VS!」3巻©双葉社/石渡治
麟太郎はスタビリティー(筋肉の動きの安定)を強化してフォームのブレを少なくしつつ、全体的なパワーをつけるのが課題。
ゴンゾは上半身に頼りがちなバランスの修正と、持ち前のパワーを活かしつつ持久力をつけること。
寒川はダッシュ力とトップスピードの更なる強化と、麟太郎同様に全身の筋バランス向上による自転車操作技術のレベルアップ。
それぞれの課題を挙げ、一路は練習前の身体のコンディションチェック、ウォーミングアップなど一から指導していく。
3人は一路の指導を無駄なく吸収しながら練習に励むのであった。
【3巻のまとめ】
ルーキーチャンピオンレースでは秋谷の秘策を武器にしたママが優勝。
フォームを改造し理想的な走り方を身に付けつつあるが、それらを支える筋肉が足りないことを痛感し、一緒に練習する寒川とゴンゾと共に一路の本格始動を受けながら練習に励むのであった。
次巻へ続きます。
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