地上最強の生物と謳われる父、勇次郎との決闘へ向けてトレーニングに励む刃牙。
全盛期のアイアン・マイケルとのシャドーファイトをウォームアップにし、次の相手に挑む。
さらに人間大サイズのカマキリをイメージしたうえでのシャドーファイト。
普通の格闘技が通用しない相手にも真っ向から立ち向かい、象形拳にヒントを得て勝利した。
次にオリバとの決闘を望んで自らアリゾナ州立刑務所に収監された刃牙。
しかしオリバとの対戦はすぐには実現せず、その前にオリバと同等の自由を許される実力者、ミスター2の存在と強さを目の当たりにするのだった。
4巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
敗者には銃殺
得意の相撲で負けたことを認めたくない巨漢。
しかし立ち上がることはできず、ミスター2がその場から去ったのち、看守によって銃殺された。
”ミスター2”の意味と正体
「ミスター2」の意味はNo.2ではなく、”2代目のミスターアンチェイン”だった。
刃牙はそれでも堂々とミスター2に絡み、私語の罰として独房へ。
そこでミスター2の正体を知る。
ミスター2、本名ジュン・ゲバルは南米の離島を小国家として独立させた海賊だった。
〈ジュン・ゲバル [範馬刃牙 4巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
幼少期に武術の英才教育を受けていたゲバルは手下にそれを伝授し、武器を持たないゲバル軍団が完成。
その部下たちを米国の各地に潜伏、アメリカ大統領を脅迫して独立を勝ち取ったのである。
そしてそのゲバルは大統領とも対等な自由を手に入れたオリバとの喧嘩を望み、自らここアリゾナ州立刑務所へ。
ゲバルの実力は勇次郎・オリバとともに認められ、3人とも衛星偵察の対象となっているのである。
〈勇次郎・オリバと肩を並べるゲバル [範馬刃牙 4巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
出所が近づくマイケルに迫る魔の手
刃牙は独房での懲罰を終え、普通の独房へ戻る。
そこでマイケルの出所が近いことを知った。
出所後の統一ヘヴィ級タイトルマッチを待ち望む笑顔のマイケル。
〈出所を待ち望むマイケル [範馬刃牙 4巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
しかし国際ボクシング協会会長が妨害の手を打っていた。
ベルトが犯罪者の手に渡ることを避けたい会長は、賄賂によって刑務所内でマイケルが事故によってケガをすることを望んでいた。
オリバやゲバルに相談することなどできないが、マイケルを倒す手段を見つけなければならない。
賄賂を受け取った刑務所長は「マウス」と呼ばれる3人組を招集することを決めた。
〈マウスの3人 [範馬刃牙 4巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
マウスは唇・歯・舌の3人で構成されるユニットで、抜群のコンビネーションを誇る仕事人である。
そのコンビネーションは戦闘でもいかんなく発揮され、同時に繰り出される攻撃はマイケルを容易に壊していくのだった。
〈3人がかりでマイケルをボコボコに [範馬刃牙 4巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【4巻のまとめ】
「2代目のミスターアンチェイン」として「ミスター2」の異名をとるゲバル。
その実力は勇次郎とオリバと並び衛星偵察の対象になるほどである。
一方、出所が近づくマイケルの前に「マウス」と呼ばれる3人組の看守が立ちはだかる。
マイケルの復帰後のタイトルマッチを阻止すべく裏取引で雇われた彼らは見事なコンビネーションでマイケルを圧倒していくのだった。
次巻へ続きます。
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