高校生のトビオ・伊佐美・マルはOBで金持ちニートのパイセンといつもつるんでいたが、ある日ひょんなきっかけからヤバい連中の多い矢波高校の相手から追われることになってしまう。
マルが標的にされてボコボコにされると、トビオたちは報復を決意。
パイセンの財力を頼ってお手製の爆弾を作り、矢波高に設置してビビらせようとする。
しかしその爆弾の1つがガスボンベに引火して大爆発となり、軽い気持ちの仕返しが10人の命を奪ってしまうような事件になってしまった。
自分たちが犯人であることを悟ったパイセンは1人300万円の口止め料をトビオ達に払い、伊佐美はそれ以来関係を絶つ一方、トビオとマルはその金を受け取りつつ何もなかったことにしようと決意する。
だが捜査の手がパイセンに迫り、トビオはパイセンとマルと共に海外に逃げようとするが、なぜかマルは音信不通となり、パイセンは逮捕されてしまった。
幼馴染の蓮子にも距離の詰め方嫌われてしまうなか、「あと3人の共犯がいる」という報道もなされ、自分が逮捕されるのも時間の問題だとトビオは絶望するのであった。
3巻のあらすじを振り返ってみましょう。
やりたいこと
ひとまず一人でカラオケで時間を潰すトビオのもとに、音信不通のはずのマルからの電話がかかってきた。
実はパイセンとトビオが海外に行けば自分は自由になれたかもと思い、騙したとのことだった。
トビオは騙したことを水に流してマルと合流、こうなったら2人でパイセンからもらった600万円を使って逃げながらやりたいことをしようと提案する。
やりたいことをリストアップし、くじで決めると、一つ目はセックスであった。
早速夜のお店に入る2人だったが、そこは本番ができないおッパブ。
マルは満喫しているが、トビオはヤケクソになってただ誤魔化そうとしている自分を感じて冷静になってしまい、結局何もできなかった。
マルの裏切り
その晩は2人で漫画喫茶に泊まることにするが、翌朝トビオが目を覚ますと、マルがいない。
テーブルの上には「ごめん」と書かれた1万円札だけ。
マルはトビオの300万円を盗んで逃げたようであった。
トビオがマルへの怒りを抱えながら行く当てがなくなる一方、大金を得たマルは1人で夢だった風俗巡りで京都へ。
トボトボと自宅に帰ろうとするトビオ。
しかし、家の前には警察が来ており、トビオは慌ててその場を離れるのであった。
伊佐美の彼女の家
家には帰れないと覚悟したトビオが河川敷にいると、伊佐美の彼女の今宵と出くわす。
伊佐美とは音信不通で、セフレ的な関係だと言う今宵。
トビオは今宵に誘われるがまま家にお邪魔することに。
今宵の母は他界し父は漁船の仕事で1年間は帰ってこないそうだ。
ビッチではあるが家庭的で性格も良い今宵に好感を抱きつつそのまま寝ていると、夜中に今宵がトビオの体を触ってきていた。
やる?と誘われ、受け入れたトビオだったが、そこへ伊佐美がやってきた。
今宵とは別れたはずだが、なりふり構わず今宵に襲い掛かりおっぱじめる伊佐美と、抱かれる間に伊佐美を受け入れてしまう今宵。
蚊帳の外に追いやられたのはトビオで、行為が終わると伊佐美は冷静に話し始める。
伊佐美は公園で首を吊ったが死ぬことができず、生存本能から下半身が元気になり、生きることの素晴らしさを知ったとのことだった。
トビオも伊佐美にマルとのこと等を話したが、情緒不安定状態の伊佐美は耳を貸さずに今宵とヤることしか考えていない。
また、2回戦を始める2人の隙をついてトビオは伊佐美のカバンの300万円から3万円だけを盗んだ。
このまま2人の行為を間近で聞かされるのは堪えがたいが、今宵に頼めば自分もヤらせてくれるかもしれないー。
そんなことを考えながら、今後どうするか悩むのであった。
あいつが生きていた?
伊佐美と今宵がペヤングを買いに行くと外出するが、家が矢波高の連中に囲まれてしまう。
さらに、あの死んだと思っていた、蓮子と一緒にバイクに乗っていた矢波高の市橋は生きていた。
車椅子に乗りながら犯人への報復として手下をトビオたちにけしかける市橋。
トビオは部屋の窓から脱出を図って飛び降りた際に足を痛め、矢波高の一人ともみ合いとなる。
財布の全財産やズボンを失いながらトビオは何とか逃走に成功し、正真正銘のホームレス状態に。
一方、伊佐美はおもちゃの拳銃でビビらせて逃走。
これから自分たちはどうなっていくのかー。
そんな折、警察署にはふと坊主の男が現れ、自分が矢破高校爆破事件の犯人だと自首するのであった。
【3巻のまとめ】
トビオ達はお金を使って逃げながら好きに生活しようとするが、マルが裏切りお金を盗んで逃走。
トビオは自宅に警察が来ているため帰ることもできず、行く当てのないところで伊佐美の彼女の今宵と出くわし、その家にお邪魔することとなる。
そこで伊佐美とも再会するが、矢波高の連中に見つかってしまい、再び散り散りの逃亡生活へ。
そんな折、警察署にはふと坊主の男が現れ、自分が矢破高校爆破事件の犯人だと自首するのであった。
次巻へ続きます。
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