5人の死刑囚との死闘を制した地下格闘士たち。
しかし戦いの中で毒に蝕まれ、刃牙は衰弱してしまう。
見かねた烈が刃牙を気絶させてヘリで中国へ搬送する。
そこで100年に一度、真の海王を決めるための大擂台祭への出場が決まった。
伝説のボクサーの息子であるマホメドJrや勇次郎、そして前回覇者の郭海皇も参戦する、中華最強を決めるトーナメントが始まる。
中華一の毒手の使い手、李海王と対戦した刃牙は身体の毒が裏返って完全復活。
郭の息子、春成と”凶人”龍書文を助っ人に加え、中国連合軍と日米連合軍のチーム戦となった。
第1試合ではオリバが龍を下し、第2試合では刃牙が春成を一蹴。
早くも後がなくなった中国連合だが、烈が寂海王を上回り一矢を報いる。
続く試合ではマホメドJrが範海王を一蹴し、日米連合の勝利が確定。
互いの尊厳を賭けた最終試合では勇次郎と郭海皇が激突。
試合は勇次郎が郭を上回るが、郭もまた死を偽装して見事に護身を貫き、擂台祭は幕を閉じた。
そして勇次郎に挑む決意を固めた刃牙の前にマホメドJrが姿を現し、対決を申し込む。
梢江にプロポーズし、自らの強さを示すために刃牙との対戦を熱望するマホメドJr。
自らを意識させるため、渋川・独歩に挑んで勝利した。
次に目をつけたのはジャック。
しかし渾身のカウンターもジャックのタフネスの前には決定的なダメージを与えられないのだった。
29巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
マホメド父をも破壊していた神の子
現役引退したマホメド・アライ。
今でも1分だけなら現役当時の動きができるとはいえ、パンチドランカーとも思える症状を患っている。
そしてそれは息子のマホメドJrによるものだった。
〈父を破壊した息子の拳 [バキ 29巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ジャックに叩きのめされるマホメドJr
ジャックの攻撃をかわしながら的確に反撃するマホメドJr。
しかしどんなに叩けどもジャックは倒れない。
強く・速く・執念深いジャックの攻撃についにつかまってしまう。
マホメドJrは何度か立ち上がって反撃するもジャックによって徹底的に叩きのめされた。
〈ジャックに滅多打ちを食らう [バキ 29巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
マホメドJrは最後まで敗北は認めなかったが、もう闘えないことを見たジャックはその場を後にした。
渋川がマホメドJrにリベンジ
ボコボコにされた姿で梢江と会ったマホメドJr。
そこに渋川が水を差し、マホメドJrと再び立ち会うこととなる。
今度こそは正真正銘の決闘として臨む渋川はマホメドJrの指を捕って翻弄。
〈渋川に翻弄される [バキ 29巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
マホメドJrが意識を失うまで渋川は手を緩めず、今度は渋川に軍配が上がった。
独歩もマホメドJrにリベンジ
また傷を増やした姿で梢江と会うマホメドJr。
呆れる梢江をよそに、今度は独歩が水を差す。
人通りの少ない空き地に場所を移し、再度立ち会う2人。
一度負かした相手を今度こそ叩きのめすと息巻くマホメドJrだが、独歩は相手の弱点を攻め、拳を破壊した。
最後は正拳付きで左膝も壊され、まともに動くこともできなくなったマホメドJr。
〈独歩に追い打ちを食らう [バキ 29巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
独歩はその場を去るが、プライドが邪魔して自らの負けを認めることができないマホメドJrは悔しさで涙を浮かべるのだった。
【29巻のまとめ】
ジャックに敗れ、渋川と独歩にもリベンジされたマホメドJr。
身体も精神もボロボロになりながら、敗北を認められずに涙を浮かべるのだった。
次巻へ続きます。
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