地上最強の生物と謳われる父、勇次郎との決闘へ向けてトレーニングに励む刃牙。
全盛期のアイアン・マイケルとのシャドーファイトをウォームアップにし、次の相手に挑む。
さらに人間大サイズのカマキリをイメージしたうえでのシャドーファイト。
普通の格闘技が通用しない相手にも真っ向から立ち向かい、象形拳にヒントを得て勝利した。
次にオリバとの決闘を望んで自らアリゾナ州立刑務所に収監された刃牙。
しかしオリバとの対戦はすぐには実現せず、その前にオリバと同等の自由を許される実力者、「ミスター2」ことゲバルとオリバが激突。
共にダウンを奪い合う激しい戦いとなるが、最後はオリバに軍配があがった。
続いて刃牙も行動を起こし、自らもアンチェインの資格を持つことを立証する。
さらにアイデンティティを脅かされ怒り心頭のオリバに対し挑発を重ね、ついに刃牙とオリバが激突。
誰もが惚れ惚れするような正面からの殴り合いの末、最後には刃牙がオリバを上回った。
その頃、古代から野生人ピクルが蘇る。
単純なパワーでは勇次郎をも上回るその存在に惹かれるように地下格闘士たちはこぞって対戦を望むようになり、烈が自らを餌として名乗りを上げた。
しかし驚異的なタフネスを誇るピクルに烈の武術は通用せず、武を捨てた烈は苦し紛れにぐるぐるパンチを繰り出すのだった。
13巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
ピクル vs 烈 決着
一切の技術を捨て去った烈の行動に困惑するピクル。
がっかりしたピクルが烈を叩き潰そうとしたとき、烈の身体が勝手に反応する。
〈烈の身体が勝手に反応 [範馬刃牙 13巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
頭では武術を使用しないことを決めておきながらも、身体は自らを見捨てていなかったのである。
身体に身を委ねはじめた烈は再びピクルに食い下がる。
するとピクルは異様な前傾姿勢をとり、本気の体勢に。
〈ピクルの突進 [範馬刃牙 13巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
全身全霊をかけたピクルの突進を正面から迎え撃とうとした烈は吹っ飛んで意識を失う。
別れを感じたのか、涙を流しながらピクルが列を捕食しはじめた。
烈、右脚を失う
ピクルは途中で薬物を注射され烈は一命をとりとめるが、右脚の膝から下を失う結果となった。
〈右脚を失った烈 [範馬刃牙 13巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
覚悟を決めて挑んだ結果、身体の一部を失って生き永らえたことを無念がる烈。
その烈を見舞った刃牙は、自らの胸の内にもピクルへの興味が湧いているのを感じるのだった。
烈が喰われたという知らせはすぐに地下格闘士たちの間を駆け巡り、衝撃を与える。
〈烈の敗北に衝撃を受ける克己 [範馬刃牙 13巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
当のピクル本人もまた、隔離されていた部屋を力ずくで抜け出し、気を引かれるように夜の街に出向くのだった。
【13巻のまとめ】
武術を以てピクルに食い下がる烈だったが、最後はピクルの突進の前に散る。
勝利したピクルは烈を捕食し、烈は右脚を失ったのだった。
次巻へ続きます。
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