地上最強の生物と謳われる父、勇次郎との決闘へ向けてトレーニングに励む刃牙。
全盛期のアイアン・マイケルとのシャドーファイトをウォームアップにし、次の相手に挑む。
さらに人間大サイズのカマキリをイメージしたうえでのシャドーファイト。
普通の格闘技が通用しない相手にも真っ向から立ち向かい、象形拳にヒントを得て勝利した。
次にオリバとの決闘を望んで自らアリゾナ州立刑務所に収監された刃牙。
しかしオリバとの対戦はすぐには実現せず、その前にオリバと同等の自由を許される実力者、「ミスター2」ことゲバルとオリバが激突。
共にダウンを奪い合う激しい戦いとなるが、最後はオリバに軍配があがった。
続いて刃牙も行動を起こし、自らもアンチェインの資格を持つことを立証する。
さらにアイデンティティを脅かされ怒り心頭のオリバに対し挑発を重ね、ついに刃牙とオリバが激突。
誰もが惚れ惚れするような正面からの殴り合いの末、最後には刃牙がオリバを上回った。
その頃、古代から野生人ピクルが蘇る。
その存在に惹かれるように地下格闘士たちはこぞって対戦を望むようになる。
その強さは単純なパワーでは勇次郎を上回るほどであった。
12巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
強者を待ち望むピクル
ピクルの肉体と動作に目を奪われる地下格闘士たち。
侵入に気付いた米軍兵士たちが丁重に勇次郎を説得し、勇次郎もまたピクルへの挨拶が目的だったとして引き下がった。
地下格闘士たちが基地を去ったのち、ピクルの部屋にある木に擬態していたガイアもまた、人知れずその場を後にするのだった。
また静寂が訪れた頃、ピクルは勇次郎との力比べの際に使用された不思議な技術に思いを巡らせていた。
勇次郎との決闘にしか興味のない刃牙を除いて、烈をはじめ全員の興味はピクルに向いている。
そしてピクルもまた、自らを喜ばせる強者との出会いを欲していた。
そんなピクルのためにご老公とストライダムは後楽園の地下闘技場へピクルを連れ、数日間断食させたシベリアトラを用意する。
ピクルはまるで猫とじゃれるかのようにシベリアトラを一蹴して捕食。
〈シベリアトラを捕食するピクル [範馬刃牙 12巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
保護動物であるシベリアトラを生贄としたことで再び世間を騒がせることとなった。
ピクルの餌に名乗りを上げた烈
ピクルに捧げる餌の確保にも一苦労する状況を見て、烈が立ち上がる。
〈名乗りを上げる烈 [範馬刃牙 12巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ご老公に自らを餌にすることを申し出、ピクルとの対戦を実現させる烈。
野生の力と武術の結晶の激突。
純粋な力では勝ち目がないと踏み、技術で攻める烈。
〈武術で攻める烈 [範馬刃牙 12巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
烈は自分の全力をぶつけられることに感謝し、ピクルもまた涙を流しながら烈との対戦を喜ぶ。
しかし驚異的なタフネスを誇るピクルの前には烈の攻撃はまるで通用せず、餌として捕食され始めてしまう。
〈肩を喰われる [範馬刃牙 12巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
自分の技術が通用しないことを悟った烈は自らを支えていた海王の名をこれ以上汚さないため武術を封印し、ぐるぐるパンチを繰り出すのであった。
〈烈のぐるぐるパンチ [範馬刃牙 12巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【12巻のまとめ】
強者を待ち望むピクルに対し、烈が自らを餌として名乗りを上げる。
しかし驚異的なタフネスを誇るピクルに烈の武術は通用せず、武を捨てた烈は苦し紛れにぐるぐるパンチを繰り出すのだった。
次巻へ続きます。
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