地上最強の生物と謳われる父、勇次郎との決闘へ向けてトレーニングに励む刃牙。
全盛期のアイアン・マイケルとのシャドーファイトをウォームアップにし、次の相手に挑む。
さらに人間大サイズのカマキリをイメージしたうえでのシャドーファイト。
普通の格闘技が通用しない相手にも真っ向から立ち向かい、象形拳にヒントを得て勝利した。
次にオリバとの決闘を望んで自らアリゾナ州立刑務所に収監された刃牙。
しかしオリバとの対戦はすぐには実現せず、その前にオリバと同等の自由を許される実力者、「ミスター2」ことゲバルとオリバが激突。
共にダウンを奪い合う激しい戦いとなるが、最後はオリバに軍配があがった。
続いて刃牙も行動を起こし、自らもアンチェインの資格を持つことを立証する。
さらにアイデンティティを脅かされ怒り心頭のオリバに対し挑発を重ね、ついに刃牙とオリバが激突。
誰もが惚れ惚れするような正面からの殴り合いの末、最後には刃牙がオリバを上回った。
その頃、古代から野生人ピクルが蘇る。
単純なパワーでは勇次郎をも上回るその存在に惹かれるように地下格闘士たちはこぞって対戦を望むようになり、烈が自らを餌として名乗りを上げた。
武術を以てピクルに食い下がる烈だったが、最後はピクルの突進の前に散る。
勝利したピクルは烈を捕食し、烈は右脚を失ったのだった。
14巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
夜の街を徘徊するピクル
烈との戦いに思いを馳せながら夜の街を徘徊するピクル。
うわの空で歩いていたところをトラックに轢かれ、トラックを強敵と勘違いしてボコボコに破壊する。
〈トラックを破壊するピクル [範馬刃牙 14巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
そして中に積まれていた冷凍の精肉を奪って夜の闇に消えていくのだった。
克己と独歩の対決
ピクルとの対決を熱望する克己。
再び神心会のネットワークを使ってピクルを捜索し、勝負を挑もうとする。
そんな息子を勝ち目のない勝負から守ろうとする独歩が克己の前に立ちはだかる。
〈克己を止めたい独歩 [範馬刃牙 14巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ここの親子対決は普段使わない手で克己に軍配が上がり、克己はピクルのもとへ向かうのだった。
花山 vs ピクル
夜の街を徘徊するピクルを見つけた神心会門下生たち。
しかしそこに花山が姿を現し、ピクルとの勝負が始まる。
かつて戦っていた恐竜に引けを取らないくらいのパワーを味わうピクル。
〈花山とピクルの力比べ [範馬刃牙 14巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
勝負を楽しもうとし出した時、今度は刃牙が到着。
刃牙が来るまでの時間を稼ぐことが目的だった花山はあっさりと勝負を中断する。
刃牙とピクルが激突へ
刃牙に向っておもむろに拳を差し出すピクル。
勇次郎とやった力比べの誘いである。
刃牙が拳を合わせると、勇次郎が使った合気をピクルが発揮した。
圧倒的な肉体に加え、技術までも兼ね備えたピクルに触発され、思わず刃牙が先に仕掛ける。
〈思わず刃牙が先に仕掛ける [範馬刃牙 14巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
その場にいる神心会門下生と遅れて到着した克己を残して、ピクルと刃牙・花山は場所を移すこととなった。
内心穏やかでない克己は再びピクルの捜索に出る。
そのピクルたちは東京ドームの地下闘技場にいた。
ピクルはここで刃牙と思う存分戦う気でおり、刃牙もひしひしと感じているのだった。
〈ピクルと刃牙の対戦へ… [範馬刃牙 14巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【14巻のまとめ】
烈の仇を討つためにピクルを追う克己。
しかし花山と刃牙に先をこし、興味をもったピクルと刃牙が地下闘技場で激突に向かうのだった。
次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら