函館の地でプロデビューを果たした麟太郎は、初日のレースを全力で戦った結果相手を落車させてしまい失格に。
意気消沈する麟太郎にミホが手を差し伸べ、麟太郎はその好意に甘えつつ恋愛したい欲を必死に自制する。
伊東での第2戦、麟太郎のお人好しな性格を利用しようとする先輩らがいるなかでも麟太郎は実力の差を見せつけ、3日間のレースを全て1位で完全優勝した。
3場所連続での完全優勝を賭けたレースでは、和尚やイワ、ベテランの七味も出場するなか、決勝で和尚との同着1位で特別昇班を決めた麟太郎。
秋谷の取り計らいでS級トップ選手である小鳩との練習で良い刺激を受け、次は最強のルーキーとして連勝街道をひた走るシーサーも出場する東久留米でのレースへ。
決勝ではシーサーに敗れ完全優勝を逃した麟太郎だが、レース後にシーサーからトラック競技で一緒にオリンピックを目指さないかと誘われる。
一方、伯父である恩次と一緒のレースで走る可能性を模索して悩む寒川に対し、S級への昇級とトラック競技で上り詰めて賞金もレベルも最高のG1レースのひとつである寛仁親王牌に一緒に出場することを目指すように提案。
寛仁親王牌への道の第一歩となるトラック競技の地区プロ大会が翌月に迫るなか、秋谷の入れ知恵もあってチームスプリントでの出場枠を賭けて現在の東京都代表チームと直接対決することとなった麟太郎・寒川・イワの3人。
麟太郎は初めての競技用ピストで急ピッチで練習して臨み、3人の合計タイムでは僅かに及ばなかったものの、会心の走りを見せた麟太郎と寒川が走者の座を譲り受ける形に。
チームスプリントの東京代表は1走・寒川、2走・鈴本、3走・麟太郎で決定し、全プロ大会出場とそこでの優勝を目指すのであった。
8巻のあらすじを振り返ってみましょう。
スランプに陥る麟太郎
ごほうびを通じて麟太郎とミホが順調に愛をはぐくむ一方、シーサーは圧巻の完全優勝で史上最速でのS級特別昇級を決めた。
麟太郎も親王牌出場に向けて一層気合が入るが、次のレースからスランプに陥り、3着以内にも入れないレースが続いてしまう。
原因がわからず精神的に参ってしまう麟太郎と、励ましたくでもできることがないミホ。
そんな麟太郎を見かねた寒川は、秋谷からの伝言も兼ねて麟太郎の不調の原因を指摘した。
その原因は、トラック競技用のピストが身体に合いすぎてしまい、競輪で使っているピストの感覚がズレてしまったからだった。
改善するにはとにかくピストを乗り込んでみるしかない―。
原因がわかり立ち直った麟太郎は、ひとまず目前に迫ったチームスプリントの地区プロ大会に向けた練習に集中するのであった。
地区プロ大会で優勝
麟太郎たちは鈴本がリーダーとなり、チーム名は「チーム肉汁」に決定。
急ピッチで練習をこなし、いよいよ地区プロ大会へ。
優勝の本命は昨年の優勝チームであり、S級選手3人で構成する群馬チーム。
先にタイムトライアルに臨んだチーム肉汁は、序盤から息ぴったりの会心の走りで昨年の優勝タイムを大きく上回る1分1秒751でゴールする。
群馬チームも昨年を上回る走りを見せたが、結果は1分1秒753。
チーム肉汁が僅差で地区プロ大会優勝を果たしたのであった。
自分に合ったピストをオーダーメイド
麟太郎が使っている競輪のピストはもともと秋谷から譲り受けたフレームであり、改めて自分に合うフレームについて考える。
寒川のピストにも乗せてもらいながら自分も特注のピストを作ることを決意するも、人気のビルダーであればオーダーから出来上がるまで通常8か月もの時間を要する。
何はともあれ、人気ビルダーのマキノ自転車工房を紹介してもらい、プロの見立てを仰ぎながら自分だけのピストを発注。
そして8か月後の完成を心待ちにしつつ、今のピストでは相変わらず調子が上がらない麟太郎だが、偶然にもある人物が麟太郎に手を差し伸べた。
それは、麟太郎がプロデビュー戦となった函館で戦い、それが再起のきっかけとなった陣川。
陣川が麟太郎への恩返しとして内緒で順番を譲った結果、麟太郎の特注ピストは3週間ほどで完成できる見込みとなるのであった。
四日市で親友のバリコとの対決へ
麟太郎の次のレースの場は四日市。
冬は選手がパンスト着用を許されるほど寒さに定評があるうえ、出場予定者には特別昇班した同期のバリコもいる。
応援の印としてミホからパンストをもらい、同期対決に気合が入る麟太郎。
一方、麟太郎を支え続けるため、麟太郎と共に将来を歩んでいくことを考え始めるミホ。
麟太郎はそんなミホにお返しをするべく、イワとミホの親友の桃子の恋を応援するのも兼ねてWデートを提案する。
こうして気合十分な麟太郎が四日市のレースに臨むのであった。
【8巻のまとめ】
チームスプリントでは地区プロ大会優勝を果たし、寛仁親王牌出場に一歩近づいた麟太郎。
しかし競技用ピストに乗ったことで従来の競輪用ピストを上手く乗りこなせずスランプに陥ってしまい、自分に合った特注のピストをオーダーメイドすることに。
新しいピストの完成を待ちつつ、寒さの厳しい冬の四日市で競輪学校時代の同期であるバリコとの対決へ。
ミホと共に将来を歩んでいくことを考え始めるなか、レースに向けて気合が入るのであった。
次巻へ続きます。
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