さっそく1巻のあらすじを振り返ってみましょう。
妻の死と娘の誕生
田村心は殺人犯として死刑判決を受けた佐野の息子だ。
今までそのことが知られる度に転居を繰り返し、母・姉・兄と身を隠しながら生きて来た。
そんな心も由紀と結婚し、由紀は妊娠した。
由紀は佐野が起こした「音臼小無差別殺人事件」について調べるうちに、事件の前後に音臼村で不審な事件が続いていることに気が付いた。
由紀は当時の記事や不審な点をノートにまとめ心に相談するが、相手にされない。
そんなある日、仕事中由紀から陣痛がきたと連絡を受け、心は急いで病院へ向かう。
赤ちゃんは無事産まれたが、由紀は亡くなった。
殺人犯の息子である心との結婚に反対していた由紀の父は、赤ちゃんも自分が引き取ると言う。
心は赤ちゃんの笑顔を見て、自分が父親として育てていくことを誓う。
心は娘に未来(みく)と名付ける。
この子には自分のように加害者家族としての人生を送ってほしくない。
心は由紀がノートに書いていた佐野は冤罪ではないかという記述を見て、父の事件について調べ直すことを決意する。
タイムスリップ
事件は28年前、1989年6月24日に起こった。
小学校のお泊り会で提供されたオレンジジュースに青酸カリが混入され、生徒教師合わせて21名が死亡した。
逮捕された佐野は当時警察官だった。
佐野の弁護士に会う約束を取り付けた心は、その前に音臼村を訪ねる。
事件があった音臼小学校は更地になっていた。
慰霊碑の前に心が立つと、辺りが霧に包まれ何も見えなくなった。
霧が晴れると、なぜかそこには取り壊されたはずの音臼小学校があった。
1人目の被害者 佐野鈴
雪が降り、病院のカレンダーは1989年1月7日を示していた。
由紀のノートに書いてあった、心の姉である鈴が倒れた日と同じだった。
心はタイムスリップしてしまったのだ。
心はノートの通り倒れていた鈴を助け、病院で佐野と対面する。
2人目の被害者 三島千夏
由紀のノートには同日、院長の娘である千夏が事故で亡くなることが書いてあった。
心は千夏を救うため、死因であった除草剤を倉庫から持ち出すが、現場を千夏と新聞配達員に見られ泥棒と勘違いされてしまう。
心は立ち去る途中若かりし母に会い、自宅に招かれる。
自宅で母や鈴と話していると、電話で千夏の訃報が入る。
除草剤は破棄したにも関わらず、過去は変えられなかった。
心は駐在所で除草剤を見つけ、佐野が千夏を殺したのではないかと疑う。
同じく佐野は除草剤を盗んだ心を疑っていた。
心は母と仲良くなり、佐野の家に居候させてもらうことなる。
心は佐野の大量殺人を食い止めることを誓う。
夜、心は未来の日付が記載されている免許証を佐野に見られてしまう。
カセットテープに録音する声
誰かがカセットテープに録音している声がする。
千夏の死は実験だった、次はもっと大きな人間で試すと話す声だった。
【1巻のまとめ】
殺人犯の父をもつ心は、ようやく愛する人由紀と出会い子供にも恵まれたが、出産で由紀を亡くしてしまう。
由紀は音臼村で起きた不審な事件をまとめたノートを残していた。
心は由紀と子供のため、ノートを元に事件について調べ始める。
その道中、事件前の音臼村へタイムスリップしてしまい・・・。
心は過去を変えることが出来るのかー。
次巻へ続きます。
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