偶然にも世界各地で死刑囚5人が「敗北を知りたい」という言葉を残して脱獄し、東京へ向かっている。
徳川のご老公は地下格闘士たちを集めて全面戦争へ踏み切ることを決意。
しかし相手は死刑囚。ドイルは前回の最大トーナメント出場者であるロブ・ロビンソンを隠し武器であっさり半殺しに。
スポーツとは明らかに違う危険な戦争が始まろうとしていた。
2巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
刃牙に接触するスペック
空き地で不良たちに絡まれる刃牙。いつもの様にあしらう刃牙だったが、不良たちの背後にはスペックの姿が。
スペックは不良が持っていた銃を取り上げ、挑発するように自分の頬を撃ち抜く。
そのまま刃牙に歩み寄り、握手を求めながら不意打ちの攻撃をかました。
〈刃牙を襲うスペック [バキ 2巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
地上最強の父、勇次郎にも似た無慈悲さを感じた刃牙。
スペックは駆け付けた警察にあえて大人しく連行され、留置所で気ままな生活を始める。
警察官たちに囲まれているものの、スペックにとっては出入りするのに障害にはならない。
部屋を壊して好きなように外出し、安全な寝床と食事のために留置場へ戻ってくるのである。
柳と渋川の因縁
渋川剛気のもとを柳が訪れる。
2人は若いころに対峙しており、渋川が義眼になったのも柳の仕業。
再度立ち合いを提案する渋川に対し、柳は意表をついて機先を制す。
寸止めで済んだとはいえ、渋川はまた柳に敗北を喫したのである。
〈柳に敗北を喫する渋川 [バキ 2巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
克己と烈に接触するドリアン
神心会の本部道場では愚地克己が烈海王を招聘し、中国武術の取入れを図っている。
そこにドリアンが訪れる。
ドリアンは克己に不意打ちを仕掛け、克己も反撃したものの床板の破片を首に刺されて重傷を負った。
〈克己を襲うドリアン [バキ 2巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
その場を後にしようとするドリアンの前に烈が立ちはだかる。
烈はドリアンの不意打ちには屈しなかったが、ドリアンがアルコールを使用して火を噴きつけて目をくらまし、逃走するのだった。
〈烈に火を噴きかけるドリアン [バキ 2巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【2巻のまとめ】
死刑囚たちが次々と東京に上陸。
スペックが刃牙を、柳が渋川を、ドリアンが克己と烈を襲う。
勝つために手段を厭わない死刑囚たちの戦いぶりに劣勢の地下格闘士たち。
しかし闘いはまだ始まったばかりだ。
次巻へ続きます。
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参考地下格闘士と死刑囚たちとの死闘、そして舞台は中国へ『バキ』全31巻+外伝【ネタバレ注意】
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