兵庫県に住むキー坊は古武術・灘神影流の継承者で地元の不良や暴走族も敵わない高校生。
ある日キー坊は父・静虎に鍛えられながら様々な格闘家たちとの戦いを通じて奥義を会得していく。
灘神影流と過去に因縁のあるアイアン木場に惜しくも敗れたキー坊だが、その木場もキー坊と年齢の近い格闘家ガルシアとの2度にわたる試合に敗れ、命を落とした。
キー坊は決闘を経て戦友となったキックボクサーのギャルアッドもガルシアに壊され、キー坊はガルシアに激しい敵意を燃やすようになるなか、木場の遺言で開催された「地上最強のホモ・サピエンス」を決めるトーナメント・TDKに出場することが決まる。
優勝賞金に200億がかけられ、ガルシアを始め有名格闘家が一堂に会する大会。
息子の命を案じる静虎は心を鬼にして制止するが、耳を貸さず出場したキー坊に「灘神影流の奥義を公の場で使えば殺す」という縛りを与える。
そして著名な格闘家が集う大会が開幕し、Aブロック第1試合では"霊長類最強の雄"栗須が立ち技最強のGP王者ピーターに派手なKO勝ちを納めた。
Bブロック第1試合は朝昇vsボクシング世界統一王者のマーベラス・バークレー。
朝昇は優勝候補のバークレーのパンチをいなしタックルから寝技を極め、さらに黄金の右腕を折ってやると予告するのだった。
24巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
Bブロック第1試合 朝昇vsマーベラス・バークレー 続き
朝昇とバークレーの最後の攻防。
バークレーの右フックを首を引っ込めながら躱した朝昇が三角締めで飛びつき、アームロックで宣言通りバークレーの右腕を折った。
悲鳴をあげながら悶絶するバークレー。
〈右腕を折り、三角絞め [高校鉄拳伝タフ 24巻](c)集英社/猿渡哲也〉
戦意が折れたバークレーを三角締めで締め落とし、朝昇がKO勝利を挙げる。
大観衆の見ている前で無様に敗北し、悪徳プロモーターからも見放され無期限の出場停止となり、全てを失ったバークレー。
しかし試合後の治療では朝昇が治りやすいように骨を折っていたことが判明し、1年程度でリングに戻れると知ったバークレーは朝昇に感謝するのだった。
〈朝昇のおかげ [高校鉄拳伝タフ 24巻](c)集英社/猿渡哲也〉
Cブロック第1試合 キー坊vs東修人
Cブロックの初戦はキー坊VS東修人。
大きな体格差のある試合となるなか、さらにレフェリーには静虎が。
〈審判として監視する静虎 [高校鉄拳伝タフ 24巻](c)集英社/猿渡哲也〉
キー坊が奥義を使わないか、間近で監視する算段である。
開始早々、飛び込んで距離を詰めたキー坊がテイクダウンを奪い、電光石火で腕ひしぎ逆十字を極める。
しかしあまりにも東の腕が長すぎたために極めきれず、逆に一方的に顔面を殴られピンチに陥ってしまう。
脱出して仕切り直しを図るキー坊だが、ここからはスイッチの入った東が大きく息を吸い込んでパンプアップし、速射砲のようなラッシュを繰り出す。
〈東の猛攻 [高校鉄拳伝タフ 24巻](c)集英社/猿渡哲也〉
マウントポジションを取られすさまじいパンチを受け続けたキー坊。
誰もがキー坊の命を心配したが、東の肩を足で押し込みながら威力を半減していたキー坊は猛攻を耐えきった。
〈猛攻を凌いだキー坊 [高校鉄拳伝タフ 24巻](c)集英社/猿渡哲也〉
ここからはキー坊の反撃。
東の懐に潜り込んで執拗にボディを攻め、猛ラッシュ。
〈キー坊の反攻 [高校鉄拳伝タフ 24巻](c)集英社/猿渡哲也〉
最後は静虎が割って入り、レフェリーストップでキー坊が勝利を挙げるのだった。
最強に最も近い男マークに挑むヒース
Dブロックの初戦はマーク・ハミルトンVSヒース・クランシー。
〈”最強に最も近い男”マーク [高校鉄拳伝タフ 24巻](c)集英社/猿渡哲也〉
オールラウンダーのマークに対し、試合前に緊張で震えが止まらないヒース。
しかし父の死に関連して確執がある実兄ゴードンと戦うためにも負けることはできない。
「最強に最も近い男」を相手にヒースはどう戦うのかー。
〈緊張に震えるヒース [高校鉄拳伝タフ 24巻](c)集英社/猿渡哲也〉
【24巻のまとめ】
Bブロック第1試合は朝昇がバークレー相手に見事な勝利を挙げ、Cブロック第1試合ではキー坊が出場。
静虎がレフェリーとして間近で監視する中、巨漢の東を相手に灘神影流の奥義を使用せずに勝利した。
そしてDブロック第1試合では”最強に最も近い男”マーク・ハミルトンが登場。
プレッシャーに飲まれるクランシー流柔術のヒースはどう闘うのか―。
次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら
全巻まとめに戻る
-
-
参考これぞリアル系長寿格闘漫画の原点!『高校鉄拳伝タフ』全42巻【ネタバレ注意】
続きを見る