流島上陸作戦は終了したが、CCGは有馬と局長を失い大打撃を受ける。
嘉納を取り逃がした「アオギリの樹」と20区の生き残りたちは合流し、次の局面に向けて動き始める。
10巻のあらすじを振り返ってみましょう。
新組織:黒山羊
指名手配犯としてCCGに追われることになったカネキと0番隊は「:Re」に身を寄せていた。
「アオギリの樹」の残党やクロナ、月山たちと合流したカネキは「喰種とヒトが分かり合える世界をつくる」と宣言し、新たな組織「黒山羊」を結成した。
敬愛するヤモリの仇への協力を拒むナキはカネキに戦いを挑むが敗れ、13区の流儀に従って黒山羊に協力すると約束する。
新しい局長
トップを失ったCCGは混乱の中にあった。
総議長の遺言で次期局長に任命された旧多は捜査官たちから信用されておらず、局長代理を務める政は腑抜けになっていた。
それでも捜査官たちはそれぞれに覚悟をもち、カネキたちの捜査を続ける。
政から旧多の動向に注意するよう指示された瓜江は、迷いを見せる才子を「1番近くにいた自分たちがやらなければならない」と一喝しカネキの捜査に向かう。
六月からヒトの血の匂いがすることに気づいた才子は「本音で話してほしい」と語りかけるが、六月が秘密を教えることはなかった。
旧多の目的
旧多と接触した佐々木はCCGとの話し合いを持ちかけるが、交渉は決裂する。
Vの中で「母胎」という役割を与えられていたリゼを逃がしたのも、彼女に鉄骨を落としたのも旧多であり、その目的は「愛するリゼを自分だけのものにすること」だった。
旧多は自分の目的を達成するため、ピエロと手を組みCCGの支部を次々に攻撃し始める。
喰種保護団体
なかなか回復しない真戸の元に現れた「ニコ」は、彼女を人間の医者に診せるべきだと進言する。
紹介された喰種保護団体の創始者の1人は、かつて人間でありながら喰種の西尾を愛した女性「貴未」だった。
彼らを信用したカネキたちは、アキラの治療に必要となるRc抑制剤を手に入れるため、CCGのラボへの潜入を計画する。
ピエロ 対 CCG
大勢のピエロたちが各区に出現し、CCG本部も包囲された。
旧多は捜査官に指示を出し戦闘準備を進めるが、ピエロの襲撃もすべて彼の計画だった。
一方、瓜江はかつて父親が投獄した「ドナート」と戦っていた。
ドナートは「すべて父親のせいであり、本当は父親を憎んでいるはずだ」とボロボロの瓜江に揺さぶりをかける。
瓜江はドナートを撃退したが、それは彼の「指」に過ぎず、医師の指示に反してフレームを開放してしまった瓜江のRc細胞は暴走を始めた。
黒山羊、始動
黒山羊は「ラボ潜入班」と「ピエロ撃退班」に分かれて行動を始めた。
ピエロ撃退班と共に行動していたカネキはVの妨害を受けるが、彼らを撒いてラボ潜入班と合流した。
Rc抑制剤の保管場所に辿り着いたカネキ達だったが、そこには流島で敗れた亜門も保管されていた。
【10巻のまとめ】
和修家を排除しCCGの実権を握り始めた旧多は、ピエロやVをも動かし自分の思い通りに事を運ぶ。
一方、喰種とヒトが分かり合える世界を目指す「黒山羊」は真戸を救うためCCGのラボへの潜入を図る。
【10巻の見どころ】
この巻の見どころは、カネキが新たに結成した「黒山羊」の始動と、それに絡む激しい戦いです。
カネキが喰種とヒトの共存を目指して「黒山羊」を結成するシーンは、彼の覚悟と成長を強く感じさせ、彼の周りに集まる仲間たちの思いも描かれています。
また、ナキとの戦いで見せるカネキの決意が印象的。
一方、CCG側では旧多の陰謀が着実に進行し、彼がどんどんその支配を強めていく様子が描かれています。
旧多の目的や、彼が仕組んだピエロの襲撃の真相が次第に明らかになり、物語の緊迫感が増していきます。
さらに、瓜江の葛藤と成長も注目ポイントで、父親との関係が彼にどのような影響を与えているのかが描かれ、心情的にも深みを感じさせます。

次巻へ続きます。
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