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アメリカ帰りの天才少年がテニスの名門校に入部!その圧倒的すぎる実力に早くも目を付けられ…?『テニスの王子様』1巻【ネタバレ注意】

アメリカ各州のJr大会で4連続優勝の経歴を持つ天才テニス少年・越前リョーマ。

アメリカから帰国したリョーマは、テニスの名門「青春学園中等部」に入学する。

全国制覇を目指す青学テニス部に入部し、1年生にしてレギュラーとなったリョーマが、様々な対戦校やライバル、時に仲間との試合を経て成長していく物語。

さっそく、1巻のあらすじを振り返ってみましょう。

12歳の天才テニス少年現る

ジュニアテニストーナメントの16歳以下の部に12歳の少年がエントリーした。

その少年の名は越前リョーマ。

同じ年で祖母を青春学園中等部テニス部顧問にもつ少女・竜崎桜乃は、電車の中でテニス部の不良高校生に絡まれて困っているところをリョーマに助けられる。

しかし桜乃が大会会場への道を誤って教えてしまい、遅刻したリョーマはそのまま失格となってしまう。

大会会場で時間を潰していたリョーマは桜乃と再会、そこに電車の中でいざこざがあった不良にまた絡まれると、リョーマは年上の相手にも臆さずに「アンタにテニスを教えてやるよ」と豪語するのだった。

不良高校生を圧倒する実力

練習用コートを借りて不良と直接対決することとなったリョーマ。

その様子を見ていた竜崎監督によれば、リョーマはアメリカのジュニア大会で4年連続優勝の天才少年であり、小学生でありながらも相手を圧倒。

プライドを傷つけられた相手はセルフジャッジで自分に有利になるような嘘をつく、ラケットがすっぽ抜けたフリをしてリョーマに当てるなど姑息な手段に出る。

しかしリョーマは動じることなく、ツイストサーブなどで直接ボールを当てるなど負けじと応戦し、そのまま力の差を見せつけて勝利した。

試合後には、リョーマはこの試合でラケットを振っていた右腕は本来の利き腕ではないことも明らかとなり、相手の心は完全に折れるのであった。

青春学園中等部に入学

数週間後、リョーマと桜乃は青春学園中等部に入学。

リョーマの父・南次郎は竜崎監督の知り合いであり、かつてグランドスラム制覇に近づいた天才プレイヤー。

その息子の入学に竜崎監督は運命を感じることとなる。

テニス部のコートへと出向いたリョーマは、2年生の2人が新1年生を相手にあるゲームを持ち掛けるところに遭遇する。

サーブを打って10球以内に缶を倒せたら1万円というもので、賞金に釣られた1年生たちはこぞって挑戦するが、ほぼ缶に当てることもできず挑戦料を巻き上げられていく。

そんななか、巻き込まれるように参加を促されたリョーマは、缶の中に石が詰められていて倒れにくいことも見抜いたうえで、缶の上蓋にピンポイントでサーブを当て、1球で倒して見せた。

その後も次々と缶に当てる驚異のコントロールを見せつけるリョーマ。

すると、それを見ていたテニス部2年でレギュラーの桃城 武が割り込みながら強烈なサーブで缶を石ごと弾き飛ばし、1年生をカモにしていた2年を諫めつつリョーマに目を付けるのであった。

2年生レギュラー・桃城とのテストマッチ

早速、腕試しのためにリョーマと1セットマッチで対戦することにした桃城。

リョーマのツイストサーブを味わいながら、徐々に適応してパワーで押し返しに出る。

対するリョーマもドロップボレーで手前に落とすなどテクニックを見せてリード。

そして桃城がギアを上げようとすると、リョーマも左利きにスイッチする構えを見せる。

桃城は右足の捻挫が完治していないためここで試合を切り上げるが、リョーマもそれを悟ってあえて右腕で試合していたのであった。

特例で部内ランキング戦出場が認められる

青春学園のテニス部では毎月1回、レギュラーの座を賭けて部内のランキング戦が行われるが、1年は原則として夏までは出場することができない。

生意気なリョーマにお灸を据えようと2年の荒井が絡むが、リョーマはレギュラー陣が登場しても動じることは無い。

それどころか部長の手塚が騒ぎを起こした罰として荒井とリョーマにグラウンド外周を命じ、荒井はさらにリョーマに目を付けることとなる。

翌日、荒井はリョーマに恥をかかせるためにラケットを隠し、ラケットを持たずに練習参加したリョーマはボロボロのラケットを貸したうえで試合形式の練習をしようと言い出した。

手塚や副部長の大石が不在のなか、レギュラー陣はこの状況をあえて静観することにし、リョーマも売られた喧嘩を買うことに。

フレームはガタガタ、ガットはゆるゆるのラケットでは普通に打つこともままならないが、リョーマは体全体を上手く使ってスピンをかけるなどし、その状態で荒井を圧倒。

レギュラー陣もリョーマの実力に一目置くようになり、また遠くからその様子を見ていた手塚も、規律を乱した罰として全員を走らせることを決めながらも、1年では異例としてリョーマのランキング戦への出場を認めるのであった。

最初の壁は「マムシ」と呼ばれる海堂

異例となるリョーマの出場により、ランキング戦はかつてない空気に包まれる。

4ブロックによる予選リーグが始まり、リョーマは幸先よくパーフェクトゲームで2連勝を飾った。

次はいよいよ2年生レギュラーの海堂との試合。

「マムシ」の異名をとり厄介なプレースタイルの海堂を相手に、リョーマは通用するのか―。

【1巻のまとめ】

テニスの名門校・青春学園中等部にアメリカジュニア大会4連覇を成し遂げた天才少年・越前リョーマが入部。

並みの高校生すらも圧倒する実力を見せつけ、レギュラーの座を賭けた部内ランキング戦に特例での出場が認められる。

最初に立ちはだかるのは2年生レギュラーで「マムシ」の異名をとる海堂。

果たしてリョーマはどこまで通用するのかー。

次巻へ続きます。

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