大吉は祖父の隠し子であるりんを引き取り、一緒に暮らし始める。
りんを育てるため自分の生活も見直す大吉。
りんと打ち解けるにつれ、りんの母親についても気になるようになり調べ始める。
大吉は祖父の遺書に残されていた電話番号からりんの母親である正子に連絡し会うことになるが、正子はりんを育てるつもりは毛頭無かった。
正子に苛立ちを覚えた大吉はりんを自分が育てていくことを決意し、りんの幸せを願うようになっていく。
そして大吉はりんが生まれた時に祖父が記念樹を植えていたことを知る。
それが自分の記念樹と同じキンモクセイであると気が付き、りんとの家族の絆を改めて感じる大吉。
りんは小学生になり、出会いから1年が経とうとしていたのだった。
4巻のあらすじを振り返ってみましょう。
春子の家出
大吉の従妹である春子が、娘の麗奈を連れて大吉の家にやってくる。
夫や義両親と色々あり家出してきたらしい。
大吉は驚くが2人を家に泊める。
春子は結婚してから自分を押し殺して過ごしてきたと言う。
大吉は春子の味方になりたいが、家出という感情任せの行動に賛同しかねる部分もあった。
春子の言動の節々から、麗奈の育児をほとんど1人で担っていることが感じられた。
春子は現実的に考えると離婚はしないが、これからも麗奈のためだけに頑張ると言う。
春子の夫が2人を迎えに来た。
真面目そうな人で、春子の非礼を詫びる。
大吉は春子に、またりんが会いたがっているから麗奈を連れて遊びに来ても良いと伝えると、春子は笑顔で帰っていった。
パパ友
大吉はりんの小学校の文化祭で、クラスメイトのさやかの父と話す。
さやかの父は同い年ながら元モデルであり、自分との差を感じる大吉。
そこにさやかの父をミッちゃんと呼ぶ、同じ学年に息子を持つ友人のナベちんもやって来た。
3人は不思議と話が合い、連絡先を交換する。大吉にパパ友ができたのだった。
りんの発熱
文化祭でコウキの母にも会った。
冬は子供の体調不良が多く気が気でないというコウキの母の話を聞き、大吉も他人ごとではないと焦る。
その帰り、コウキの母はりんが熱があることに気が付く。
りんが高熱で苦しむ姿に焦る大吉。
コウキの母からアドバイスを貰いりんの看病に努める。
りんの風邪が治ったころ、大吉はコウキの母が発熱していることを知る。
りんの風邪が移ったのではと申し訳なく思う大吉は、食料を買って届ける。
コウキの母も程なくして元気になった。
困ったときは助け合い。
はじめにコウキの母が親切にアドバイスをくれたこと、子育てに理解のある同僚に恵まれたこと、そしてりんが出席停止になってしまうインフルエンザにかからず聞き分けもよかったこと。
綱渡りながらも幸運に恵まれて乗り切ったのであった。
なわとび大会
小学校のなわとび大会が近づいてきた。
なわとびが苦手なりんは不安に思う。
大吉もダイエットを兼ねてりんと公園でなわとびをすることにした。
そこに偶然コウキやさやか達もやってくる。
みんななわとびの練習をしに来たのだ。
大吉は子供たちになわとびの指導をする。
コウキの母やミッちゃん、ナベちんも一緒に公園で楽しく遊んだ後、大吉は3人に子供のために時間を使い、自分の時間が持てないことは平気なのか尋ねる。
だが3人は悩んでいる素振りも見せず、かといって明確に答えるわけでもない。
大吉は3人の境地が気になりモヤモヤするのであった。
子供といる時間
久しぶりに帰省した大吉とりん。
大吉の妹カズミが結婚することを知る。
子供が出来ると自分の好きなことを犠牲にしなければならないのが嫌だと言うカズミに対し、大吉はコウキの母達が言っていたことを思い出す。
子供がいない頃のような生活は出来ないが、親になったからといって犠牲になっている訳ではないと。
その時以前からぐらぐらしていたりんの前歯が抜けた。
歯抜けのりんもかわいいと感じる大吉は、やはり子供がいることが自分にとって悪いこととは思えなかった。
【4巻のまとめ】
大吉の従妹である春子やりんの同級生であるコウキの母、さらにパパ友が子供のために頑張る姿を見て、尊敬の念を抱く大吉。
しかし大吉もりんのために頑張ることは必然になっていた。
世の中には色んな親がいるが、大吉はそれを不幸とは思わなくなっていた。
次巻へ続きます。
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