S級に昇格してから壁にぶち当たり、思うように成績が伸びない麟太郎。
たまたま観戦に来ていた鍼・灸・指圧の国家資格を持つコンディショニングトレーナー・伊藤一路と出会い、フォーム改善と強化に向けて心強い見方を得た。
同期のライバルたちが集うルーキーチャンピオンレースや競輪とは違う「競技」が数多く開催される「全プロ」のチームスプリントでは惜しくも優勝を逃したものの、会心の走りで最高グレードGⅠ開催の「寛仁親王牌」への出場権を獲得。
そしてトップ選手たちが集う寛仁親王牌ではレースを通じて成長を遂げながらも力及ばず好成績が残せなかったものの、推薦枠でオールスターに出場が決まる。
オールスターでは麟太郎も気合十分で二次予選に臨むが、厳しいマークにあい思うような展開に持ち込めず、さらに不運なことに大落車に巻き込まれて無念のリタイアとなってしまった。
落車によって大事な利き手の指を骨折してしまい、麟太郎は12月のヤングGPを目標に、完全復帰を目指してトレーニングに励む。
他方、オールスターで落車により重傷を負ったハチはGP出場を辞退することとなり、弟のノリぴーの指導を秋谷に依頼。
ヤングGPにはノリぴーのほか、調子を上げている寒川やシーサーらも出場が決定。
勝負の年末が近づくのであった。
15巻のあらすじを振り返ってみましょう。
ぶっつけ本番でヤングGPへ
GPの出場者も決まり、ヤングGPの前哨戦となるレースを復帰戦に見据える麟太郎。
しかし一路の見立てではやはり麟太郎はフォームのバランスを崩しており、今出れば勝てないどころかさらにバランスを崩して落車する懸念すらあるという。
一路のアドバイスどおり、麟太郎はレース出場を見送って修正に専念し、ぶっつけ本番でヤングGPに出ることを決意。
「Odds VS!」15巻©双葉社/石渡治
本番までの1か月、それぞれがトレーニングに励むのであった。
麟太郎の復帰レースが始まる
いよいよGP開催当日。
GⅡレースでは尻手、六郷、ゴンゾの3代にわたる師弟ラインが決勝で実現し、ゴンゾが1着に輝いた。
その前日に行われたヤングGPでは、シーサー、ノリぴー、寒川、そして復帰した麟太郎らが大歓声のなか出走。
「Odds VS!」15巻©双葉社/石渡治
いつもどおりSの位置を取った後、ライバルたちも暗黙の了解のように麟太郎とのガチンコ勝負の展開へ。
麟太郎のガリビエカマシを合図に一気にレースが加速し、成長したスピードとスタミナで同じラインの寒川を牽きながら逃げる麟太郎。
「Odds VS!」15巻©双葉社/石渡治
麟太郎の成長を知らないノリぴーとシーサーはやや距離を開けられるが、秋谷のもとで限界を超える練習をしてきたノリぴーは不敵な笑みを浮かべ、動くのであった。
【15巻のまとめ】
フォームのバランス修正に時間をかけ、ぶっつけ本番でヤングGPに出場することとなった麟太郎。
復帰レースとなる予選では シーサー、ノリぴー、寒川らと戦うこととなる。
ここで麟太郎は成長したスピードとスタミナを見せつける一方、 秋谷のもとで限界を超える練習をしてきたノリぴーも不敵な笑みを浮かべ、動くのであった。
次巻へ続きます。
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