将来を期待された秀才達の集う名門校・秀知院学園(しゅうちいんがくえん)。
その生徒会のメンバーである副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行はお互いに惹かれ合っているものの、高すぎるプライドが邪魔をして半年が経っても告白することが出来ない。
素直になれない二人は、いつしか自分から告白することを「負け」と捉え、「どう相手に告らせるか」ばかりを考えるようになり、熾烈な駆け引きが始まった。
風邪を引いたかぐやへのお見舞いをした白銀だが、誤解から2人は一時期喧嘩をしてしまう。
お互いに友人に相談して無事に仲直りし、夏休みの花火大会では白銀がかぐやのために漢気を見せて2人の距離が縮まった。
しかし照れが勝り新学期はすれ違いが。
そんな中近づいてきた白銀の誕生日、かぐやは単独でお祝いする計画を考え始めるのであった。
6巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
目次
無自覚にイチャつく白銀とかぐや
白銀とかぐやはお互いに自分を客観視できていない。
白銀が自分の目つきの悪さをコンプレックスに感じている一方で、その目つきが好きなかぐやが誉めると白銀は悔しがる。
逆に白銀がかぐやを美人だと評すればかぐやは動揺し、白銀をイケメンと評価。
お互いに動揺しながらも、はたから見ればただイチャついているだけの状態になる。
はたまた犬派か猫派かという議論においては犬っぽい白銀がかぐやを猫に見立てて良さをアピール、逆にかぐやが白銀を犬に見立てて必死に誉める展開に。
本人たちに自覚はなくとも、どう見てもイチャついているだけであった。
女子4人のウィンドウショッピング
かぐや・藤原・圭・藤原の妹の萌葉の4人でウィンドウショッピング。
圭と仲良くなるチャンスに期待するかぐやだったが、藤原が圭の隣をキープしていることに殺意を抱く。
一方、闇の深そうな発言癖のある萌葉がかぐやに接近し、身の危険を感じるかぐや。
それでも何とか圭との距離を縮めていく。
ちゃっかり白銀家が貧乏であるエピソードも聞き出し、白銀に送る誕生日プレゼントについて考えるのだった。
かぐやから白銀へのプレゼント
浮かれに浮かれ、ただの誕生日ケーキなのにウェディングケーキ並みの豪華なものを発注したかぐや。
寸前で我に返って恥ずかしさがこみ上げ、盛大に祝うべきか否か迷う羽目に。
脳内で様々な議論が繰り広げられたのち、かぐやは勇気を出してケーキの一部とプレゼントを白銀に手渡す。
プレゼントは「磨穿鉄硯」(※ませんてつけん…鉄の硯に穴を穿つほど勉学に励む様)と書かれた扇子。
白銀は陰でめちゃめちゃ喜ぶのだった。
祝ったのはかぐやだけ?
白銀は自分の誕生日をかぐやが一人で祝ってくれたことの意味を考えていた。
かぐやだけが祝ってくれた、という事実をどうにか利用してかぐやから告白させる流れにできないか。
そんなことを考えながらもらった扇子を藤原に見せつけて流れを作ろうとするが、まさかの「誕生日をかぐやだけに教えたのはかぐやだけに祝ってもらいたかったから」という逆の展開に。
これもかぐやの罠。
かぐやは「自分だけに誕生日を教えてくれた」という事実をあらかじめ藤原に吹き込んでおいたのだった。
不利と見るや白銀は「誕生日を周りに教えなかったのはかぐやの方だ」と反撃。
かぐやの更なる反撃が…と思いきや、白銀がプレゼントの扇子を使ってくれている嬉しさに気を取られて考えがまとまらない。
と、そこに石上が登場し、石上も白銀に万年筆をプレゼントしていたことが発覚。
白銀の誕生日を知らなかったのは藤原だけということが明らかになり、図らずも石上がかぐやを助けるかたちとなるのだった。
石上の猛勉強
テストに全く力を入れない石上は赤点連発。
ついにあと1科目で赤点を取れば留年というところまできていた。
それを見たかぐやは石上に借りを返すために猛勉強の指導。
普段は石上に冷たいかぐやも今回は石上に味方し、そのやり方に恐怖を覚えながらも石上は無事赤点を回避するのだった。
月見で童心に帰る白銀
生徒会のメンバーが屋上で十五夜の月見。
テンションの上がる白銀に対し、かぐやはその流れを利用して告白させることを画策。
まずは邪魔な藤原と石上を隔離し、白銀の横をキープ。
しかし白銀は完全に童心に返っており、かぐやよりも星に心を奪われている様子。
恥ずかしい言動を連発してかぐやを赤面させ、白銀も後日自分の黒歴史が一つ増えたことを悔いるのだった。
波乱万丈な人生ゲーム
藤原の所属するテーブルゲーム部が自作したすごろく(人生ゲーム)を生徒会のメンバーで遊ぶことに。
全員が現実とそっくりの人生を歩んでいくなか、白銀と藤原のキャラが結婚する展開に。
ゲームだと割り切れずに感情に振り回されるかぐや。
その後も子宝に恵まれていったり、熟年離婚したり、今度はかぐやと藤原が同性婚したりと、波乱万丈なゲームに心を削られるのであった。
早坂が白銀を落とせるか試すが…?
夏休みから様々なイベントを経ても一向に進展しない白銀との仲を早坂は嘆く。
そんな早坂に「早坂だったら会長を落とせるのか」とムキになるかぐや。
こうして早坂が白銀を落とす挑戦が始まった。
早坂は以前白銀がお見舞いに来た際のメイド、スミシー・A・ハーサカのキャラで接近。
早坂はテクニックを駆使して迫るが、白銀は「俺、好きな人がいるから」と冷静に断った。
かぐやが安堵する一方で、早坂はプライドが傷つき悔しがるのだった。
次期生徒会も同じメンバーでいたい
早くも1年が終わり、生徒会も任期を終えた。
思い出にふけるメンバーたちはファミレスで打ち上げを開催する。
次の役員などについて話し合うメンバー達。
特に会長には海外の大学や研究機関にも通用する秀知院理事会の推薦状が与えられる特権もある。
しかし、白銀が会長でなくなると普段の「会長」という呼び名が使えなくなってしまう。
どう呼べばいいか迷うかぐやをよそに、好き勝手に名前を呼び出す藤原と石上。
どうしても白銀を名前で呼ぶのが恥ずかしいかぐやは、勇気を出して一生に一度のわがままとして「会長がいい」とお願い。
そんなかぐやの気持ちを読むかのように白銀は会長選の立候補届を見せる。
念のために書いていただけの書類だったが、かぐやの気持ちにこたえるために白銀は男を見せる決意を固めるのだった。
【6巻のまとめ】
かぐやが白銀の誕生日を祝うなど、様々なイベントを経ても一向に進展しない2人の仲。
早くも1年が終わり生徒会が人気を終えるが、かぐやは一生に一度のわがままとして次も白銀を「会長」と呼びたいとお願いする。
そんなかぐやの気持ちを汲んだ白銀が会長選に立候補し、男を見せる決意を固めるのであった。
次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら
全巻まとめに戻る
-
-
参考様々な頭脳・心理戦を繰り広げるシリアス・ギャグともハイレベルな青春ラブコメディ『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』全28巻【ネタバレ注意】
続きを見る