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お見合い話の行方、清舟と東野の因縁と賭けが始まる『ばらかもん』11巻【ネタバレ注意】

スクウェア・エニックス/ヨシノサツキ
~前巻までのあらすじ~

若き書道家の半田清舟は、自作を酷評されたことに腹を立て書道展示館の館長を感情に任せて殴りつけてしまい、見かねた父によって自然豊かな五島へ左遷されてきた。

自分の家は村の子供たちである琴石なるや美和、タマなどの溜まり場と化しており、都会とは全く違う村の生活に振り回されることとなる。

なるの底なしの明るさや村人たちとの関わりによって少しずつ気持ちに整理をつけながら、自分を見つめなおすためのド田舎ライフが始まった。

島での生活に慣れ始めたある日、親友で画商の川藤が清舟に憧れる若き書道家の神崎と清舟を引き合わせ、成長やスランプからの脱却を促す。

村人たちとはすっかり打ち解け、なるとは家族同然のような絆が芽生え始めるなか、裏山で遭難しかけた際に新たなインスピレーションが沸いた清舟は、書展に出展する作品「星」を描き上げた。

清舟が単純に書展への出品と実家に荷物を取りに行くために一時的に帰っただけであり、人間としての成長を見せて書展の館長と和解を果たした清舟。

しかし書展の本番に向けては別の作品が必要となってしまい、館長からの期待のハードルが上がるなか、どうにか納得のいく作品を描き上げる。

結果は入賞圏外であったが、それは自分にとって一番大切に思っている村人たちの名前を描いた作品であり、村人たちの名前に合わせて「清舟」と自分の署名も書かれていた。

秋には清舟は村人の一員として体育祭の年齢別リレーに出場し、隣村に引っ越してきた同年代の東野から一方的にライバル視されてしまう。

そんなある日、清舟の父で著名な書道家の清明とメンヘラ気質の母・えみ、川藤、そして清明のマネジャーを務める川藤の父・桐恵の4人が島へやってきた。

父の書道家としての凄さを間近で感じた清舟。

しかし清明たちが島へ来たのは清舟にお見合い話を伝えるためであり、その噂は清舟本人よりも早く村に駆け巡るのであった。

 

11巻のあらすじを振り返ってみましょう。

清舟のお見合い話

清舟のお見合い相手の写真が気になって仕方ない美和とタマ。

川藤によれば、お見合い相手は書道界の偉い人の孫であり、書展で見た清舟に一目惚れしたらしい。

しかし相手の写真はまるで力士のように太っており、清舟は書道界での将来や縁談を持ってきた両親の立場も考え、清舟は頭を悩ませる。

覚悟も決まらないまま両親に見合い話への回答を迫られる清舟。

相手はすっかりその気ですぐにでも東京で新居を構えたい意向のようだが、そこになる、美和、タマが先約があると割り込んでお見合いを阻止しようとする。

清舟はお見合いを断りたいという意思を伝え、清明はそれを了承。

本当は清舟を手放したくなかった母のえみも安堵したのであった。

川藤が留学、桐恵が清舟の面倒を見ることに

清舟は今はまだ大成していないが、将来はすごい書道家になると本気で信じる川藤。

そんな息子のために、桐恵はアメリカ留学を薦め、その間に清舟は自分が面倒を見ることを提案する。

そして清明たちが東京へ帰っていき、清舟は笑みを浮かべる父を見送るのであった。

進路が白紙となりグレるヒロシ

ヒロシの面接の結果が出た。

今年の合格者は一緒に受けた女性(華子)だけであり、それを聞いたヒロシがグレてしまう。

出会い頭に頭突きを食らわすなど手がつけられなくなったヒロシは、進路が白紙の状態に。

海に向かって叫んでスッキリしたヒロシはすぐに元に戻るが、「普通」を嫌うヒロシのために教頭が東京の専門学校の願書を出し、まさかの初上京となるのであった。

清舟と東野の賭け

郷長ら一家がヒロシを連れて東京に行っている間、家の留守を任された清舟。

すると六ノ崎村から東野と吉田心という若者が借りた畑を耕しにやってきた。

やけに清舟につっかかってくる東野は、書道家なんてなんの役にも立たないと言いながら清舟に畑の一角である賭けをもちかける。

それは、清舟が食べられる作物をそこで栽培し、農業もできることを証明できるかどうか。

証明できれば東野は書道家への冒涜を取り消し、できなければ清舟が何でもひとつ言うことを聞く、というもので、怒りのままに清舟はその賭けを受けた。

何に栽培するか迷った末、清舟は大根に決める。

素人丸出しで種まきをする清舟に対し、様子を見に来たなるの祖父がアドバイス。

なるの祖父は農業のプロとして東野も憧れる人物であり、直接教えてもらえる清舟を見てますます東野からの敵意が強くなる。

どうやら清舟の住んでいる家はもともと東野が住む予定だったという因縁があるようなのであった。

東野との因縁

ヒロシたちが東京から帰り、東野のことについて郷長に聞く清舟。

するともともとあの家は農業研修生の貸家として登録しており、春頃に東野が入居希望して来たものの、旧友である清明の頼みを受けて他のところへ移ってもらった経緯があるという。

自分が恨まれている理由を察した清舟は、負けたらこの家を出ていかなければならないかもと動揺するが、それは清舟にとってこの家での生活に愛着が湧いていることを意味していたのだった。

夜磯でのタコ釣り

表向きは人当たりもよく、何でも器用にこなしそうな東野がこの村に住んだ方がみな馴染むのではという疑念から悪夢まで見るようになった清舟。

夜に子供を連れ出す際の魔よけとしてすすを顔に塗る「いんのここじんさま」というおまじないをして、なるの祖父、なると共に夜の海辺でタコを獲りに行くことに。

タコを壺に入れるのに予想通り悪戦苦闘しているうちに、清舟はなるを見失ってしまい、さらにランプも切れて恐怖が大きくなってくる。

無事になるを見つけ出すと、清舟は涙目になりながらいじけるが、なるは全力で清舟を励ました。

そして夜明けと共に美しい日の出を拝み、タコをたくさん獲ったなるの祖父とも合流。

なるの祖父は「清舟の家にはたくさん人が集まるから」と大量のタコを渡し、清舟への感謝を口にする。

清舟は自他共に村に馴染んだことを実感するのであった。

【11巻のまとめ】

館長の孫とのお見合い話が浮上するも、なるたちのことを考えて断ることに。

清明らが帰っていくなか、今度は隣村の東野との家を巡る因縁が明らかとなり、清舟が大根を栽培できるかを賭けて勝負することとなるのだった。

次巻へ続きます。

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