鬼龍との決闘を経て廃人となってしまった父・静虎が2年間のリハビリを経て奇跡的な回復を遂げた。
地下格闘技「ダーク・ファイト」に身を置きながら治療費を稼いだキー坊は、親友であるリキ丸の計らいで大物フィクサーの柳場道元が主宰する「ハイパー・バトル」への出場を勝ち取る。
静虎も鬼龍を倒す共通目的のもと、その実力を道元に買われて格闘技のスペシャリスト集団「チームD」の一員としてハイパー・バトルに参戦する。
ハイパー・バトルの前回優勝者バトル・キングの正体が尊鷹であることがわかり、鬼龍も乱入するなかバトル・キングへの挑戦権が賭かったハイパー・バトル本戦が開幕した。
影の支配者ガンビーノが巨額の賭けや八百長で大会を支配しようとするなか、危険な筋肉増強剤に手を出したチームDのリーダー菊多、鬼龍を命の恩人であり悪魔として崇拝する聾唖の天才格闘家ジェット、静虎、キー坊が2回戦を突破した。
2回戦終了後、鬼龍がガンビーノに制裁を加えて命を狙われるなか、キー坊は鬼龍と共に尊鷹の痕跡を追ってラスベガスの荒野にあるアジトに辿り着くのだった。
18巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
鬼龍との修行を経て決戦の地へ
熹一を育てるために修行をつける鬼龍。
発勁の衝撃を自在に操る尊鷹の得意技・塊貫拳を披露し、さらにダムを利用したフィジカルトレーニングにも励む。
〈鬼龍との修行 [TOUGH 18巻](c)集英社/猿渡哲也〉
殺し屋のアンソニーブラザーズも鬼龍を追ってきたが、銃火器を手にする2人を相手に鬼龍とキー坊が撃退。
キー坊が勢い余って塊貫拳で1人を殺しかけてしまうが、その様子を監視していたナバホ族のチャベスという男が勁のエネルギーを鎮め、助けに入った。
〈ナバホ族のチャベス [TOUGH 18巻](c)集英社/猿渡哲也〉
このチャベスの正体も顔と声を変えていた尊鷹。
修行を終えたキー坊と鬼龍がハイパー・バトルの決戦の地へ向かうのを追うように、尊鷹もナバホ族に見送られながら決戦の地へと向かう。
鬼龍にやられたトラウマが癒えないガンビーノは、アンソニーブラザーズもやられたことを聞き、次の策を用意する。
〈鬼龍暗殺を企むガンビーノ [TOUGH 18巻](c)集英社/猿渡哲也〉
決戦の地はデス・バレー(死の谷)にあるドラゴン・クリフ。
過酷な地で過酷な戦いが始まろうとしていた。
〈決戦の地ドラゴン・クリフ [TOUGH 18巻](c)集英社/猿渡哲也〉
準決勝でキー坊と静虎の親子対決が実現
準決勝第1試合はキー坊vs静虎。
〈親子対決が実現 [TOUGH 18巻](c)集英社/猿渡哲也〉
親子の直接対決とあり、キー坊は負けたら灘神影流の当主を降りる覚悟を口にする。
対する静虎はキー坊を産んで間もなく交通事故で亡くなった妻・熹恵を偲びながら、全力で戦う決意を固めた。
試合開始と共に迷いなく攻めるキー坊に対し、静虎はいきなりタイガー・シュートを繰り出す。
〈タイガー・シュートがキー坊を襲う [TOUGH 18巻](c)集英社/猿渡哲也〉
幼いころから男手ひとつで育ててきた息子の頭部を、全力で蹴り込むのだった。
【18巻のまとめ】
鬼龍との修行を経て、いよいよハイパー・バトルの準決勝が始まる。
第1試合ではキー坊と静虎の親子対決が実現。
共に全力で戦うことを誓い、静虎は幼いころから男手ひとつで育ててきた愛息の頭部をタイガー・シュートで蹴り込むのだった。
次巻へ続きます。
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