機械から配られる2枚のカードから互いに1枚を選び、その数字の大小だけで勝負するワン・ポーカー。
互いに相手の手札の数字がUP(大)かdown(小)かは機械の表示でわかるが、そこからの読み合いが核となるゲームである。
ミニマムベットの1ライフは2億円相当。
椅子に拘束されてゲームが始まり、幸先のいい5連勝でスタートを切ったカイジ。
しかし和也のレイズ攻勢でプレッシャーに圧され初の敗北を喫したところから歯車が狂いだし、為すすべなくカイジは全てのライフを失ってしまう。
追い詰められたカイジに用意されていたのは、文字通り命を金に換える赤ライフ。
負ければ命を落とすことになる崖っぷちの勝負でも敗北し、カイジの強制落下が決定。
ルーレットのように回り始めた落下防止の網が最後の希望だが、それも外して万事休すと思われたとき。
チャンとマリオが自分たちの命を赤ライフに変えることを申し出、強制落下はリモコンに隠された裏コマンドによって和也が解除された。
3人の命を賭けた勝負、渾身のブラフで勝利をもぎ取ったことで流れが変わり、カイジも強いカードを引き当てるようになっていくのだった。
8巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
運命の女神がカイジに微笑む
流れが確実に変わった。
カイジがQを引き両方ともUPカードになる一方、和也は両方ともdownカードに。
必勝の状況でカイジは8を消費し、念願の通常ライフを手にする。
そしてそんなカイジを後押しするかのように、カイジはUPカード、和也はdownカードが配られる。
運命の女神に味方され、カイジはまたも必勝の状況を手にするのだった。
カイジが出したQが和也を惑わす
和也は3を、カイジはQを出し、消化試合でカイジはまた1つライフを獲得する。
続く19回戦、カイジはまたもUPカードを引き当てるが、和也もようやくQという強カードを手にした。
Qで流れを変えたい和也だが、直前のゲームでカイジがQを出していたことが引っかかり手を止める。
必勝の状況なら弱い方のUPカードを出すはず、あのときQを出したなら今カイジはAかKを持っているのでは…?
先にカードを提出するカイジ。
対する和也は虎の子のQが返り討ちにあうかもしれない恐怖に耐え兼ね、様子見でdownカードを提出する。
結果、カイジが出していたのは9。
Qを出していれば勝っていたが、和也はみすみす勝利を逃してしまうのだった。
幻のKに悩まされる和也
次の20回戦、カイジと和也は共にUPカードを引き当て、二人とも全てUPカードの勝負となる。
しかし9を引いた和也にとっては再びカイジがKを持っているのではという疑念に駆られることに。
流れを変えたい和也は意を決してQを出すが、和也の迷いを読み取ったカイジは不敵な笑みを浮かべるのだった。
【8巻のまとめ】
流れが変わり、運命の女神に味方されたカイジが順調に勝利を重ねる。
そして必勝の状況でQのカードを消費したカイジ。
この決断によって和也は「消化試合でQを使った=カイジはそれより強いKかAをまだ手元に残している」という推理が働き、和也は惑わされることになるのだった。
次巻へ続きます。
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