口につけて勝負をすると、勝者が敗者を絶対服従の奴隷にすることができる悪魔の装置「SCM」。
SCMは墨田教授がペットの躾用に開発するも、悪用を狙った研究員の世田谷ツバキが盗み出して世の中に出回ったものである。
荒川エイアは、SCMで「自分を試したい」という大田ユウガに協力することとなり勝負の世界に足を踏み入れた。
各地でSCM勝負が始まり、SCMの実験を兼ねてブログを掲載している頭脳明晰な少年リュウオウが奴隷の葛飾ジュリア、中央アタルに命令して勢力を拡大するものの、「頭がおかしい人」を名乗る人物らとの集団戦が勃発。
これを制したリュウオウ一派が勢力を大きく伸ばし、現状は次の通り。
リュウオウ一派:ジュリア、アタル、新宿セイヤ(ホスト)、品川ゼロ(根暗な少年)、足立シヲリ(姉御肌)、中野タイジュ(女装少年)、台東フジコ(狂女)、文京ゼンイチ(チンピラ)、杉並ルシエ(OL)、目黒マサカズ(変態オヤジ)、豊島アヤカ(風俗嬢)
荒川エイアグループ:大田ユウガ、墨田ズシオウマル(犬)、渋谷サチ(キャバ嬢)
港タキオ一派:(フリー)
リュウオウの真の目的は練馬ムオンの下で風俗嬢として働かされる母を助けるため、3000万円を集めること。
そんなリュウオウのもとでジュリアとフジコは、とある学校に潜入することとなる。
その目的は、SCMの所持者を現すGPSに突如として現れた謎の「★」マークの正体を明らかにするため。(主人は●、奴隷は▲、フリーは■で表示される)
SCMを巡る勝負はますます加速していく。
6巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
「★」マークの正体
リュウオウの指示で学校に潜入したジュリアとフジコ。
しかし2人の潜入は学校に潜むSCM保持者にバレているようだ。
ジュリアに接触してきたのは主人マークで表示された北ミナミという女子校生。
〈ムオンの孫、北ミナミ [奴隷区 僕と23人の奴隷 6巻](c)双葉社/オオイシヒロト・岡田伸一〉
風俗界のドンである練馬ムオンの孫で、ムオンを奴隷にするほどのじゃじゃ馬娘である。
そしてもう一人、「★」マークの正体は教師として学園に入り込んでいた世田谷ツバキだった。
SCMの開発主であるツバキの所有するSCMは「J-SCM(Judgement SCM)」と称する特別なもの。
〈世田谷ツバキのJ-SCM [奴隷区 僕と23人の奴隷 6巻](c)双葉社/オオイシヒロト・岡田伸一〉
ツバキは「SCM保持者を強制的に奴隷にできる」という特殊能力でフジコを奴隷化。
ジュリアも拉致するが、子供を妊娠しリュウオウへの忠誠がより深まったジュリアは自身のSCMを壊して抵抗する。
そんなジュリアの覚悟を試すかのように、ツバキの指示でミナミとジュリアの勝負が始まるのだった。
ミナミ vs ジュリア
勝負の内容は「3時間以内に体重をより多く減らした方が勝ち」。
〈ミナミvsジュリア [奴隷区 僕と23人の奴隷 6巻](c)双葉社/オオイシヒロト・岡田伸一〉
洗脳が深化し第三段階にまで達したジュリアは、もはやSCMを付けていなくともSCMをつけているものと錯覚した状態。
仕込みを使って有利に進めたいミナミだったが、自ら血を抜いていたジュリアの覚悟が上回り勝負はジュリアの勝ち。
〈ジュリアの勝ち [奴隷区 僕と23人の奴隷 6巻](c)双葉社/オオイシヒロト・岡田伸一〉
ツバキはミナミを見放し、J-SCMの力でムオンを奴隷化し、SCM保持者狩りを始めるのだった。
【6巻のまとめ】
「★」マークの正体はSCMを悪用するためにばら撒いた開発者、世田谷ツバキだった。
ツバキはSCM保持者を強制的に奴隷にできる特別な「J-SCM」の力でフジコを奴隷化。
風俗界のドン 練馬ムオンの孫である北ミナミという女子校生がツバキと行動を共にするが、ジュリアは辛くもツバキの手を逃れ、ミナミに勝利する。
ミナミを見放したツバキはJ-SCMを使ってムオンを奴隷化し、奴隷狩りを始めるのだった。
次巻へ続きます。
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